反復練習で暗記効果を高めることができる英語学習ソフト。「日本語から英語」「発音から日本語」「英語から日本語」といった多彩な出題/解答形式により、徹底したトレーニングを行える。「トリプル英単語」は、英単語/英文の繰り返し学習をゲーム形式で行えるソフト。日本や世界の都市へ「移動する」、その都市で「働く」「遊ぶ」といったゲーム仕立てのシナリオが設定され、ユーザが自分でシナリオを選択して、シナリオに沿った問題を解きながらノルマをクリアしてゆく。初期状態では行動が限定されるが、練習回数をこなすとレベルが上がって、次第に移動範囲も拡がり、行動やノルマの種類も増えてゆく。
使い方の大まかな流れは、
- 学習する内容を選択し、
- 学習するレベルを選択して、
- 行動を選択する
- 出題される問題に答えて、
- クリアしたら次の学習を選ぶ
というもの。学習内容は「英単語」「英文」「英語確認」から、また学習レベルは「ABC」「必須」「標準」「中級」「上級」「完全」の6段階から選べるようになっている。学習内容の「英文」では、日本語の短文を英語でキーボード入力して解答する。「英語確認」は、ランダムに表示される日本語から興味のあるものを選択して英語で解答するもので、自分の弱点や覚えたい単語を重点的に学習できる。学習レベルでは、出題される英単語数も異なり、例えば高校生・一般向けの「標準」では2,500語が用意されている。行動には「移動する」「遊ぶ」などがあり、例えば「移動する」では、距離に応じたタスク(出題数)が設定されている。問題は基本的に択一式で、1問ごとに制限時間が定められている。時間内に正答できた問題が、あらかじめ決められた数に達すると目標クリアとなる。間違えた、または時間切れで正答できなかった問題は、あとで再び出題される。再出題は、選択肢の順番や数、ヒアリング/記述といった問題の形式を変えて数回繰り返され、暗記が定着するように工夫されている。択一問題では、マウスクリックで選択して解答するが、キーボード入力で解答することも可能。解答後には(正答/誤答のいずれでも)単語の発音が再生され、さらに辞書表示欄に単語の意味や詳しい解説が表示される。
練習のデータはすべて記録される。しかも一単語ごとに出題回数、解答の履歴(正答/誤答)などが、ユーザ別の成績データとして保存される。画面上には、単語ごとの「習熟曲線」が表示され、練習回数とレベル(10段階)で、自分の達成度を確認できる。成績データは出題にも反映され、弱点(過去に間違えた、まだ正解数が少ないなど)の単語は重点的に選択されるようになっている。さらに、それぞれの学習内容やレベルにおける、暗記済み/未暗記の単語の割合も「全体レベル進捗」グラフで確認することが可能だ。
辞書検索機能もあり、英単語を入力することで意味や解説を調べることができる。