時と重力を司る女神「モノリス」を操り、5+αの世界を股にかけて冒険する2Dアクションゲーム。ミニゲーム風のステージから敵と戦うステージまで、バラエティに富んだステージを楽しめる。女神「モノリス」のキャラクタが楽しい、ちょっぴりコミカルなアクションゲーム
「モノリスフィア」は、マウスドラッグによる独特の操作で主人公「モノリス」を空中移動させる2Dアクションゲーム。アクションゲームとしてのおもしろさに加え、ストーリーや登場人物の会話などもユニークで楽しい。
ゲームの主人公「モノリス」は、月の二代目の女神。ウサギだけが住む月の世界をのんびりと治めていたが、ある日、謎の敵に「スフィア殿」が襲撃・占拠され、突如として平穏な日々に終止符が打たれる。スフィア殿は月の世界を生み出し、現在は加護の源となっている「モノリスフィア」が納められた場所で、モノリスフィアが敵の手に落ちれば、月は何者も住めない滅びの世界となってしまう。モノリスはやむなくモノリスフィアを遠隔操作で自爆させ、右腕の「ムーン」とともに「緑の世界」へと脱出する。
ところが、他の世界はすでに謎の敵の襲撃を受けており、それぞれの世界の「スフィア」や女神たちは化け物に変貌していた。月の世界を取り戻すためには、粉々に砕け散ったモノリスフィアの破片を集めながら、化け物となってしまった女神たちを元に戻し、その能力を借りて謎の敵に反撃するしかない。こうして、「緑の世界」「太陽の世界」「海の世界」「冥府の世界」「月の世界」の五つの世界(+α)を股にかけた女神モノリスの冒険がはじまる……。
砕け散ったモノリスフィアの破片は全部で150個。モノリスがイベントをクリアするごとに、いくつかの破片を手に入れることができる。集めた破片が多いほどゲームが楽になるため、数多くのイベントをクリアして、可能な限り多くの破片を入手したい。
まずはマウスドラッグによる独特の移動法をマスターしよう
操作は大部分をマウスで行い、一部キーボードを併用する。最も基本となる操作はマウスの左ドラッグ。モノリスは時と重力を司る女神で、重力波を操って移動することができる(地面を普通に歩くことはできない)。左ドラッグするとモノリスの近くに赤い矢印が表示され、ボタンを放すと矢印の方向に飛ぶようになっている。矢印の向きはドラッグした方向と逆の方向で、飛ぶ速度と距離はドラッグの量で調節できる。これらの操作を繰り返して、壁や床、天井になるべく触れることなく、空中移動することがゲーム全体を通じたポイントとなっている。
スペースキーまたは【Enter】キーを押している間、時間の流れを遅くできる「クロノス・ブースター」という能力もある。上手に利用することで、空中での方向転換や敵の攻撃の回避などが容易になる(ただし、時間制限のあるイベントなどで多用し過ぎると、時間内にクリアできなくなることがある)。
ゲームが進み、他の女神を助け出すと、その女神の能力をスキルとして使用できるようになる。他の女神の能力を使うには、マウスホイールの回転または【↑】/【↓】キーでスキルを選択し、右クリックで発動すればよい。スキルは、回収したモノリスフィアの破片を振り分けることでレベルアップさせることが可能。さらにSP1、SP2の各段階までレベルを上げることで、特殊な効果を得ることができる。
各ステージに何度もチャレンジし、モノリスフィアのコンプリートを目指そう
入手できるスキルは、
- 通常の移動速度が上がり、右クリックすると減速して、空中でほぼ静止した状態になれる「モノリス・グラビティ」
- LIFEを回復させられる「プランティア・ヒール」
- 炎を使った体当たり攻撃ができる「フェニックス・フレア」
- バリアを張る「アクエリア・シールド」
- 時間を加速させて超スピードが得られる「クロノス・ドライブ」
の5種類。スキルのカスタマイズレベルはいつでも自由に変更することが可能で、ステージによって調整してもよい。モノリスのLIFEはゲージによって表され、ダメージを受けるたびに1ずつ減る。5個すべてを失うとゲームオーバー。コンティニューは、時を巻き戻すことでどんなときでも行える。ただし、当該ステージで獲得できるスフィアの破片が減るといったペナルティがある。
ゲームモードには、簡易の「ピクニック」(LIFEゲージ3倍、壁に当たっても跳ねない、ブースター無限)と標準の「ノーマル」のほか、特定の条件を達成したあとにプレイできるようになる高難易度の「イノセント」の3種類がある。ゲームは5+αの世界に分かれ、各世界へは「ゲート」と呼ばれる空間を通って移動できる。それぞれの世界には数多くのステージが用意されている。最初はそのうちいくつかのステージにしかチャレンジできないが、クリアすることで順次、チャレンジできるステージが増える。各ステージのクリア条件はひとつとは限らない。