シンプルで楽しい2Dアクションゲーム。ぴょんぴょん跳ねる白い球が爆弾ブロックにぶつからないよう、左右のカーソルキーでコントロールしながらゴールを目指す。「Crazy Bound2」は、白い球のような姿をした主人公を操り、地下にある遺跡から地上への帰還を目指すアクションゲーム。主人公の「白いヤツ」は、決して跳ねることをやめない「シロ」と呼ばれる一族のひとり。「白いヤツ」は冒険の旅の途中、無事に脱出できた者にはどんな願いでもひとつだけ叶えられるという地下の広大な遺跡の噂を耳にし、このトラップだらけの地底世界までやって来た……。
操作に使用するのは左右のカーソルキーだけ。「白いヤツ」は、地面の上を一定の高さで飛び跳ね続ける性質がある。跳ねるタイミングに合わせて【←】/【→】キーを押すことで、「白いヤツ」を左右に移動させることが可能。キーを押す長さによって、横に跳ぶ距離を調節することもできる。横に跳んでいる最中に進行方向と反対のキーを押すことで、ブレーキをかけたり、わずかにUターンさせたりすることもできる。
「三角とび」という重要なテクニックもある。左右を壁に挟まれたような場所で、「白いヤツ」を壁に向かって跳ばせ、壁にぶつかる瞬間にタイミングよく逆向きのカーソルキーを押す、ということを繰り返して、壁と壁の間を登るというもの。難易度は高いが、「三角とび」を身につけないとステージ2より先に進むことはできない。
「Crazy Bound2」では、「白いヤツ」の移動にともなって画面の横スクロールが自動的に行われるが、縦スクロールはプレイヤーが操作しない限り、行われない。高いところから飛び降りたり、ジャンプブロックなどを使って高く飛び上がったりする際には、スペースキーを長押しすれば、「白いヤツ」が画面の中央に表示される(キーを押している間は常に中央に来るよう調整される)。【↑】/【↓】キーを押すことで、「白いヤツ」の移動とは関係なく、画面を上下にスクロールさせて、周囲の状況を確認することも可能。そのほか、【Enter】キーを押して画面に「ゲームスピード調整メーター」を表示させ、ゲームスピードを調節するといったことも可能だ。
用意されたステージは全部で25。一般的なステージ制のゲームとは異なり、ステージクリアしても画面は切り替わらない。すべてのステージがひとつに繋がっているのが特徴だ。遺跡内の25ヵ所に「チェックポイント」が設置されており、「白いヤツ」がチェックポイントに触れることでステージクリアとなる。以後はミスをして残機を失うたびに、その地点からゲームが再開される。
「白いヤツ」の操作を誤って、ステージ上に設置された「爆弾ブロック」に触れてしまうと、残機を失う。残機0でミスをするとゲームオーバー。ゲーム開始時点の残機数は0だが、スタート地点の右側に「10UPアイテム」が5個用意されており、最大50まで残機数を増やしてからチャレンジすることができる。
爆弾ブロック以外にも、さまざまなブロックが登場する。例えば「ジャンプブロック」。上に乗ることで高くジャンプすることができる。トランポリンのように、ブロックの上で数回ジャンプして反動をつけることで、より高くジャンプすることも可能だ。「跳ねないブロック」は、ジャンプブロックとは逆に、上に乗るとほとんど跳ねることができず、左右に滑って移動するしかできない。
「崩れるブロック」は、ヒビの入ったブロック。上から踏むと壊れてしまうため、1回しか足場として利用できない。多くの場合、「爆弾ブロック」の上に設置されている。
「矢印ブロック」は、矢印が描かれたブロック。上に乗ると、ブロックに描かれた矢印の方向に勢いよく一直線に打ち出される。飛んでいる最中に、飛んでいる方向とは逆のカーソルキーを押すことで、ブレーキをかけることが可能だ。
「チェンジブロック」は、空中に浮いた台座のような形状の特殊なブロック。上に乗ることで徐々に下に下げることができ、底面に触れたブロックを一定の法則に従って違うブロックへと変化させる。他のブロックを変化させたあとは自動的に消滅する。
「反重力ゾーン」は、中に入ると上に押し上げられるゾーン。高いところに移動したいときなどに利用すると便利。遺跡内のすべての反重力ゾーンの機能を停止させる「反重力解除スイッチ」も登場する。