カスタマイズ自由度が高く、使いやすい動画管理ソフト。サムネイル方式で動画を管理できる。「ホワイトブラウザ」は、ハードディスク内に散在する大量の動画を、サムネイルやタグを使って管理できるソフト。ファイル名からは内容のわからない動画ファイルも、サムネイルによってひと目で確認できる。さらに、強力な検索機能により、大量の動画ファイルから目的のファイルをすばやく検索して絞り込むことも可能。スキンやタグレットを使って表示レイアウトを変更したり、機能を拡張したりと、好みによってカスタマイズすることもできる。
使い方は簡単。管理用データを保存するファイルを好きな名前で作成したら、あとは管理したい動画ファイルをメイン画面にドラッグ&ドロップするだけでよい。これだけで動画ファイルが登録される。動画中の3シーンのサムネイルが自動的に作成され、メイン画面に表示されるようになる。フォルダをドラッグ&ドロップして、配下の動画ファイルをまとめて登録することも可能。フォルダで登録した場合は、当該フォルダに動画ファイルが追加されると、自動検知して追加登録される。
各サムネイルには時間情報も記録される。「Media Player Classic」など、開始時間を指定できるプレイヤーを再生用プレイヤーとして設定しておくことで、サムネイルのシーンにジャンプして動画を再生させることも可能。3枚のサムネイルは、等間隔またはランダムで自動作成させることができるほか、再生した動画を見ながら好きなシーンを選んで設定することもできる(シーンセレクト)。
登録された動画ファイルは、パスの文字列を対象にインクリメンタルサーチで絞り込むことができる。また、各動画に「タグ」を登録して、タグで絞り込むことも可能。検索(絞り込み)は、検索ボックスへのキーワード入力で行えるほか(AND/OR/NOT検索やワイルドカードを使った検索なども可能)、タグバーのクリックですばやく検索することも可能だ。よく使う検索ワードをグループ化してタグバーに登録することもできる(JavaScriptをタグに登録しておき、実行させることも可能)。
そのほかにもマウスジェスチャや、任意のキーにスクリプトを登録して実行できる機能なども搭載する。再生回数などで動画にスコアをつけて「スコアをもとに並べ替える」といったこともできる。
標準で対応する動画形式は、AVI/WMV/MPEG/ASF/DivX/RM/RMVB/MKV/MOV/OGM/MP4/M4V/3GP/3G2/FLVなど(対応するコーデックのインストールが必要)。ユーザが自分で拡張子を登録することも可能で、対応コーデックを用意すれば、そのほかの動画形式でもサムネイルを作成できるようになる。