初歩から中上級までの実践的なタイピング練習を行えるソフト。タッチタイピングの基本を習得した上で、日本語変換による文字入力や長文の入力まで、無理なくステップアップできる。「TYPETREK2 LITE」は、“日本語入力のスキルアップ”を大きな目的にしたタイピング練習ソフト。レベル別に課される練習メニューをゲーム感覚のストーリーの中でこなしながら、タイピング能力を向上させることができる。日本語入力システムは、ATOK/Microsoft IMEに対応する。
ストーリーの設定は、過去の歴史が変わらないよう監視を続けている「時間情報機構 T/IME(タイム)」の「スーパーバイザー候補生」にユーザが選出される、というもの。「トレーニングセンター」「タイムアカデミー」という二つの研修施設でトレーニングを積み、「ミッション実行」に挑む。歴史を改変しようと企てる敵と戦って、正しい地球の歴史を守ることがユーザの使命となる。
「トレーニングセンター」は、タイピングの基礎練習を行うためのステージ。「ホームポジション」「中段キー」「右手上段キー」「左手上段キー」「下段とまとめ」の五つのレッスンメニューが用意され、段階的にマスターできるようになっている。各レッスンをクリアするたびに、ミッション完遂に必要な「テクニック」を得られる仕組み。トレーニング終了後には、速度(タイプ数/分)や正確度(正しいタイピングの%値)などの成績、さらにはミスタイプの多かった「要注意キー」が表示される。
「タイムアカデミー」は、日本語の入力と削除、漢字変換候補の選択など、日本語入力システム(IME)を利用した文字入力の練習ステージ。練習メニューには「文字編集」「漢字変換」の2種類が用意されている。文字編集では、ひらがな入力の練習のほか、既存文字列を一部削除したり、文字を挿入/変更したりといった練習を行う。漢字変換では、タイプした文字の漢字/カタカナ変換を練習する。
「ミッション実行」は、長文の入力を練習するためのステージ。歴史を主題とした100文字から200文字程度の文章を、句読点や記号も含めて一文字の間違いもなく正確に入力することが求められる。制限時間は10分間。入力した文章は完了時にチェックされ、間違いがあれば「添削モード」への移行を促される。ミッション実行後には、入力時間と10分あたりの入力文字数が表示される。
練習の履歴はファイル保存することが可能で、例えば家族などの複数ユーザで、ソフトを使い分けることもできる。ユーザ(ファイル履歴)ごとの成績表の記録機能もあり、「トレーニングセンター」のレッスンごとの成績(1分あたりのタイプ数)や「ミッション実行」の成績(10分あたりの文字数)は一覧表示で確認することが可能だ。