デジカメ写真をワンタッチで線画に変換できるソフト。「できあがった線画をもとに、きれいなイラストを完成させる」など、アイデア次第でさまざまな使い方が考えられる。「輪郭抽出器」はその名の通り、写真やイラストなどの画像から輪郭を抽出し、線画の状態にしてくれるソフト。処理後の画像は、白黒の枠線だけが残った「ぬり絵」のような状態となる。読み込み可能な画像形式はBMP/JPEG/PNG(クリップボードからの貼り付け機能を利用すれば、他の形式も読み込める)。抽出後の画像は、BMP形式で保存したり、クリップボードへ送ったりすることが可能だ。
輪郭を抽出するには、画像を読み込んで「実行」ボタンをクリックするだけでよい。読み込まれた画像は、メイン画面の右側に(縮小)表示されると同時に、別ウィンドウが開いて、抽出処理の結果が反映される仕組み。別ウィンドウのサイズは「+」/「−」ボタンで拡大・縮小できるようになっている。
輪郭抽出時にはオプションを設定できる。利用できるオプションは「ゴミ除去」「線の太さ」「コントラスト」の3項目。「ゴミ除去」は、輪郭とは関係のない孤立した「点」を消す機能。抽出結果にノイズが多い場合などに設定すると効果的。「線の太さ」では、輪郭線の太さを「細い」「太い」の2種類から選択することができる。「コントラスト」は、「色の変化をどこまで認識するか」を設定するもの。1(細かい)から16(粗い)の範囲で設定することが可能で、調節することで、より望みに近い輪郭線を抽出することが可能だ。
抽出後のファイルはBMP形式で保存できる。「クリップボードへコピー」して、クリップボード経由で他のアプリケーションに渡すことも可能だ。