好みの画像をデスクトップ上に表示させて閲覧できる多機能画像ビューア。フォトスタンド風のフレーム付きまたは写真風のスタイルで楽しめる。「K-PhotoStand」は、デジカメ写真などの画像ファイルを、フレーム付きのウィンドウでデスクトップ上に表示できるソフト。画像の表示サイズやフレームの色/デザインなどを変更できるほか、画像にエフェクトを適用したりすることも可能。BGM付きのスライドショウや壁紙作成といった機能も用意されている。同一フォルダに含まれる画像は、カーソルキーやホイールだけですばやく切り替えて楽しめる。対応する画像形式はJPEG/BMP/GIF/PNG。
大きな特徴は、スタイルや表示モード、サイズ/位置などを指定することで、画像をさまざまな形で楽しめること。例えば表示モードでは、
- (基本となる)フレーム付き表示の「フォトスタンド」
- 画像フォルダの一覧リストとサムネイルを表示する「全画面」
- ウィンドウを最大化して画像を実サイズで表示する「実寸」
から選択できるようになっている。「フォトスタンド」モードでは、画像がフレーム付きのウィンドウで表示される。表示サイズは、カーソルキー(【↑】/【下】)で拡大・縮小(5%刻み)できるほか、マウスのドラッグにより任意のサイズに変更することも可能。表示位置をマウスで移動したり、デスクトップの四隅にフィットさせたりといったことも簡単にできる。フレームのデザインには「アルミ」「ウッド」「ストーン」「フラワー」などのテクスチャが8種類、カラーが10色の計18種類が用意され、好みのものを選択・指定できる。さらに、カラーパレットから任意の色を指定したり、BMP/JPEG形式の画像を用いたりして、オリジナルのフレームを作成することも可能だ。
フォトスタンドの外観(スタイル)は、
から選択することが可能。フィットは画像とフレームの間に余白がなく、マットでは余白が入るという違いがある。画像にエフェクトを適用することもできる。グレースケールやセピア、レッド/イエロー/グリーンなどの単色効果や、さらに「4分割」でこれらの色調を組み合わせる効果、ネガポジ反転やソラリゼーション、ポスタリゼーションなど、計20種類ものエフェクトが用意されている。画像にラベルを表示させることも可能。画像ファイル/フォルダ名、画像枚数、撮影日付、(現在)時刻などから選択したものが表示されるようになっている。
「全画面」は、デスクトップ全体を用いて画像やサムネイル(画像一覧)、フォルダリストを表示するモード。リストからフォルダを選択して移動したり、サムネイル一覧から画像を選択して拡大表示させたりといったことができる。フォルダリストは、ユーザが任意の(画像の含まれる)フォルダを追加できるほか、閲覧履歴のあるフォルダは自動的に登録されるようになっている。画像の整理機能もあり、サムネイル上で選択した画像ファイルのコピー、移動、削除、名称の変更などの操作を簡単に行える。
スライドショウは「フォトスタンド」「全画面」の各モードで実行できる。表示切り替えの間隔やスライドの表示順、表示するフォルダの巡回方法を指定できるほか、切り替え時にフェードアウト/フェードインの効果を加えることもできる。
BGM再生機能もあり、スライドショウに合わせて、任意の音声ファイル(MP3/WAV/MIDI形式)を再生することが可能。MP3では、タグ(タイトル/アーチスト名)を画面表示させることもできる。利用する音声ファイルは、あらかじめリストに登録しておく。
スライドショウをスクリーンセーバのように動作させる「セーバーモード」もある。(起動までの)待ち時間や操作をロックするパスワードなども設定できる。選択した画像を壁紙にすることも可能。不要な部分を切り取るトリミング機能があり、画面サイズに合わせて、ぴったりサイズの壁紙を生成できる。