「チェッカーズ」「バックギャモン」「リバーシ」など、“定番”ボードゲーム9種類が収録されたゲームソフト集。ゲームのルールは最もシンプルなものが採用され、未経験者のボードゲーム入門用としても最適。「マスター オブ ザ ボード【無料版】」は、世界中で楽しまれているボードゲーム9種類を手軽に楽しめるゲームソフト集。対戦は、プレイヤー対コンピュータまたはプレイヤー対プレイヤーのいずれかから選択することが可能。コンピュータのレベルは「初心者」「エキスパート」「マスター」の3段階から選べる。ゲームの途中でプレイを中断しても、あとから続きを楽しめる「自動保存」機能も用意されている。
プレイできるゲームは、
- チェッカーズ
- 逆チェッカーズ
- ドラウツ
- 逆ドラウツ
- バックギャモン
- リバーシ
- ケンズ
- レンジュ
- ヘックス
の9種類。操作はマウスで行う。「チェッカーズ(チェッカー)」は、8×8の盤面上で自分のコマを動かして相手のコマを取ってゆくゲーム。開始時にコマを動かせるのは、斜め前1マスの2方向のみ。斜め前方の隣接した位置に相手のコマがある場合は、そのコマを飛び越えて取ることができる。飛び越えることのできるコマはひとつだけ。相手のコマの先が空いていないときは取ることができない。飛び越えた先にさらに飛び越えることのできるコマがある場合は、連続して飛び越えて取ることが可能。相手のコマが取れる位置にある場合は、必ず取らなくてはならない。
移動した結果、相手陣地の最も奥の列に到達した場合は、コマが「キング」となり、斜め後方にも進めるようになる。互いにコマを動かし合い、どちらかのコマがすべて取られるか、それ以上動くけなくなると勝負が決まる。
「逆チェッカーズ」は、「取れる位置にあるコマは必ず取らなくてはならない」というルールを利用して、「チェッカーズ」とは逆に相手に自分のコマを取らせるゲーム。相手に自分のコマをすべて取らせることができれば勝利となる。
「ドラウツ(ドラフツ)」は、相手のコマを取るときは斜め後ろにも動けるなど、コマ移動の自由度が高くなった、ルール違いの「チェッカーズ」。「逆ドラウツ」も同様のゲームと考えてよい。
「バックギャモン」は、双六のルーツともなったゲーム。2個のサイコロを振り、出た目に従って15個の自分のコマを動かして、先にそのすべてをゴールさせた方が勝ち。コマを動かす地点(ポイント)は、全部で24ポイント。双方が同じ場所からスタートするのではなく、互いに向かい合って自分の24ポイント(相手の1ポイント)からコマを動かしはじめる。進行方向は反時計回り。コマの移動はサイコロの目に従わなくてはならない。
動かし方は、2個のサイコロの目を使ってひとつのコマを2回動かすか、それぞれの目で違うコマを動かすかを選べる。ゾロ目が出たときには、出た目の2倍分コマを動かせる。ゴールさせるためには、自分のコマをすべて1から6ポイントの範囲まで到達させておく必要がある。ひとつでも到達していないコマがあれば、決してゴールはできない。
相手のコマがひとつでもあるポイントには、自分のコマを移動させることはできない。このルールを利用して、相手の進行を妨害しながら、自分の手を進めるのがゲームのポイントだ。
「リバーシ」は、8×8の盤面上で白と黒のピースでプレイするおなじみのゲーム(「マスター オブ ザ ボード【無料版】」では白と赤のピース)。必ず自分の色のピースで相手の色のピースを挟める位置にピースを置き、挟んだピースを裏返して自分のピースに変えてゆく。
「ケンズ」は、「チェッカーズ」のコマの初期配置と移動方向が変わったもの。初期状態で移動できるのは、前方と左右の3方向に1マスだけ。移動可能な方向に相手のコマが隣接しているとき、コマをひとつ飛び越えて取ることができ、飛び越えた先に取れるコマがあれば、連続して取れる。移動方向以外のルールは「チェッカーズ」とほぼ同じだ。コマが「キング」になると、前後左右に何マスでも動けるようになる。
「レンジュ」は、いうまでもなく「連珠」より来たネーミングだが、実際のゲーム内容は、連珠ではなく五目並べだ。連珠よりもルールがシンプルで、盤上に「○」と「×」を交互に描いてゆく、昔懐かしい素朴なデザインもポイント。14×14の盤上で先に縦/横/斜めのいずれかに自分のマークを五つ連続して描いた側が勝者となる。
「ヘックス」は、11×11の六角形で構成された盤上を、プレイヤーが青と赤で交互に塗りつぶしてゆくゲーム。盤の縁の上下は青、左右は赤で縁取られている。相手の妨害を乗り越えて、先に自分の色に塗ったマスで二つの縁をつないだ方が勝者となる。