記述式と選択式などのモードを切り替えながら学ぶことができる暗記学習支援ソフト。「Spell for Windows」は、「次の事項が起こったのは西暦何年ですか? 仏教伝来」のような問題に対し、正答を選択肢から選んだり、解答をテキストボックスに入力したりして、年号や英単語などを学習できるソフト。別解や複数回答にも対応するほか、履歴からの再出題なども可能。ユーザが問題を自作して、さまざまな暗記学習を行える。サンプル問題が付属し、英熟語や首都クイズなどの暗記問題はすぐに利用できる。
実際に利用する際には、問題ファイルを指定して「解答方法」「出題範囲・方法」を選択する。「解答方法」は、
- キーボードから解答を入力する「記述式」モード
- 選択肢から解答を選択する「選択式」モード
- 答えを見て正解/不正解を判断する「確認」モード
を切り替えて利用できるようになっている(問題データファイルで指定されたを解答方式を利用する「通常」モードもある)。「出題範囲・方法」は、問題ファイル内のすべての問題を順番に表示する「すべて」や、順不同に問題を表示する「ランダム」、正解率の低い問題を中心に出題する「弱点問題」、すべての問題が正解になるまで学習する「完全」から選択できる。ランダムでは出題数を指定することも可能だ。
問題を解き終わると、「正解数」「正解率」「所要時間」などの結果が表示され、同時に各問題ごとに解答内容や所要時間といった詳細な情報が表示されるようになっている。問題ごとの解答状況は出題履歴として記録され、履歴を参照して学習状況を把握したり、履歴から出題して復習に利用したりすることも可能だ。
問題作成・編集機能を内蔵し、自作問題も手軽に作成できる。「次の英単語の意味を日本語で答えなさい」のような、問題文に相当するタイトルを入力し、問題と正答を登録してゆく。別解や複数回答、解説やヒント、画像表示やサウンド・映像再生も指定できる。
「通常モード」選択時に利用される解答モードとして、問題の内容や難易度に応じて「記述式」「選択式」「確認」の3種類方法を指定しておくことができる。「選択式」では最大9個の選択肢を設定することが可能だ。
サンプル問題が同梱され、すぐに使いはじめることができる。付属するのは「英熟語(前置詞穴埋め107問)」「元素記号(元素名解答112問)」「首都クイズ(首都名解答191問)」「難読漢字(読みを解答268問)」「歴史年号(西暦で解答134問)」「百人一首(下の句を解答100問)」など、13種類約1,800問。