ソフトを開発しようと思った動機、背景一番の動機は、撮った写真を友だちのデスクトップ上に表示させたらびっくりさせられるだろう、というところですね。当時、プログラムを勉強しているときに、何かで壁紙を変える命令を見たことはあったので、意外と簡単に作れるのではないかと。メールに添付して友だちに送って、「何か変わった?」って。わりとウケたようです。ちょっと間違えればコンピュータウイルス的になってしまいますが。
一番最初のプロトタイプ的なバージョンは、わりとあっさり、短期間で作れました。発表してみると予想外に反響あったので、その後ユーザの意見を採り入れながら、地味にバージョンアップを加えております。
開発中に苦労した点
フォルダ登録機能は、要望は最初から大きかったですが、なかなか実現できませんでした。ファイル数が不定なため原理的に難しい問題があったのですが、現在ではその個所をやや曖昧にして解決しました。
非常駐にする点はなかなか評判です。特に開発した当時はあまりそういうソフトがなかったようです。
設定を行う部分と実際に壁紙を変更する部分を別の実行ファイルに分けたのは、他のソフトを作るときに思いついたアイデアを転用したものですが、動作を軽くするのに役立っているのではないかと思います。
負担を感じるのは、ソフト本体よりもマニュアル作りなどですね。まぁ、この部分がしっかりしていないと皆に使ってもらえないだろうから、おろそかにしないように努力はしていますが、自分にとってあたり前のことを説明するのは面倒に感じてしまいます。
ユーザにお勧めする使い方
最近はデジカメが普及し、ハードディスクの中には皆さんそれぞれ大量の写真があるかと思います。そのフォルダを登録しておく。すると懐かしい、くだらない写真が突然壁紙に現れます。
「あ、この写真なんだっけ」と感じたら、【Shift】キーを押しながら「Daily Paper」を起動してください。クイックランチ上にショートカットを作っておくのが便利です。起動した「DailyPaper」を使って前後の画像を壁紙にし、さらに思い出を膨らませればよいかと思って加えた機能です。デジカメで大量に写真撮って、そのあとどうするかというのが私の最近の関心ごとで、そのひとつの提案が今回のバージョンアップです。自分で使っていて、この機能は気に入っています。
今後のバージョンアップ予定
「ネット上のファイルを登録できるようにする」「対応するファイル形式を増やす」「マルチモニタ対応」「複数画像を一つの壁紙にする」なんていうのが構想としてあります。が、すでに他のソフトでは実現されていますし、実際にやるのか、いつやるのかは未定です。
とりあえずバグ取りなんかは見つかり次第やりますが、あとはユーザの皆さんの要望と僕の気分次第です。
そのほか
サンプル画像にも載っている通り、2008年1月12日〜14日、渋谷で写真展を開きます。サンプルにあるような、星や夕焼け朝焼けをテーマにした写真展です。気に入った方は、写真展も見に来てくれるとうれしいです。詳細はホームページまで(http://homepage3.nifty.com/yasda/top.htm)。2007年11月17日〜23日は、オーストラリアの旅行記を書いてます。そちらもよろしく。
(安田 悠)