「ALZip」を開発しようと思った動機
「ALZip」は最初、韓国のユーザが簡単便利に、韓国メーカーによる韓国語化された圧縮プログラムを使えるようにと開発されました。「ALZip」の登場以前には外国メーカーによる英語メニュープログラムが主流でした。弊社でも外国の圧縮プログラムを使用していましたが、社員が英語メニューで苦労しているのを見て、韓国語メニューで使える圧縮プログラムを開発することを決めました。「ALZip 7.0」の開発中に苦労した点
「ALZip」の現バージョンはWindows 98からWindows Vistaまでに対応していますが、最新バージョンの7.0をVistaに対応させる作業で大変に苦労しました。Vistaはセキュリティが強化されたOSなので、使用者の権限によって「ALZip 6.0」代のバージョンにおいて作動しない機能があるのです。これが「ALZip」の誤作動と思われる可能性があったほか、Ver.7.0をVistaに対応させようとする際、Vistaがリリースされてそれほど経っていなかったため、情報が少なかったことによっても手こずりました。
ユーザにお勧めする「ALZip」の楽しい使い方
「ALZip」の新規フォルダを作る機能では、フォルダ名として例えば猫の名前を付けることができます。「ALZip」をインストールしてデフォルト設定での使用時、Windowsのコンテキストメニューから新規フォルダを作れば、鳥の名前が付いたフォルダが生成されます。韓国語では“新しいフォルダ”の“新しい”は飛ぶ鳥と同じ発音をしています。“鳥”と“新しい”をかけて、「ALZip」は新規フォルダに鳥の名前を付けるのです。新規フォルダを生成するとき、「はと」「かも」「おなが」「わし」「かもめ」「うずら」などの鳥の名前に代わって、例えばこれらを猫の名前のフォルダに変更することもできます。鳥ではなく猫の名前や島の名前、好きな芸能人の名前が付いたフォルダを作りたい場合、「ALZip」のiniファイルのテキストをちょっとだけ修正するだけで簡単に変更できます。
“C:\Program Files\ESTsoft\ALZip\Language”フォルダにあるja-JP.iniファイルをメモ帳かワードパッドなどのテキストエディタで開いて、Birdの横にひらがなで書かれている名前を変えるだけで変更作業は完了です。Bird1からBird41までに鳥の名前が書かれているのですが、この鳥名を消し自分が使用しようとしている猫の名前などを書きます。Bird1=マンクス, Bird2=ヒマラヤン, Bird3=ペルシャ……等。そうして保存すると、次から新規フォルダを作ると猫の名前が付くフォルダが出ます。
今後のバージョンアップ予定
「ALZip」は続々とユーザのフィードバックと新しい機能追加により、バージョンアップデートをしています。まもなく「ALZip 7.0」の正式バージョンを日本でリリースします。そして2008年の上半期にUnicodeに対応する「ALZip 8.0」のリリースをする予定です。
「ALZip」のアイコンが卵の形をする理由
「ALZip」のアイコンは他のソフトウェアと差別化するため、もっとかわいらしくしようと悩んでるところで、丸い卵に気がつきました。最近は圧縮状態の動画ファイルやテキストファイルまで解凍せずともそのまま見ることができるようになりましたが、「ALZip」を開発している当時は、圧縮ファイルは圧縮ファイルでしかなく、解凍しないと内部ファイルの閲覧や使用ができませんでした。ファイルは圧縮されているときはサイズも小さく、ひとまとめにして取り扱いやすいですが、それらを使用まではできないのが特徴です。卵も同様です。卵は小さくて簡単に手に入りますが、割ってフライ料理にするか、孵化して卵の殻が割れひよこになってはじめて使えるものです。この点が圧縮ファイルと同じということで、卵のアイコンが選ばれました。
(ALTools)