保護者代行として、幼いハーフエルフと1年間をともに過ごす育成シミュレーションゲーム。育て方やイベントでの選択肢によってエンディングが変化する。「モンプチ」は、ハーフエルフの子を育ててゆくシミュレーションゲーム。物語は、辺境の地で魔法の研究をしている魔術師の視点で進む。ある日、魔術師のもとに友人の冒険者が現れて「ハーフエルフの子を預かってほしい」とお願いされてしまう。ゲームの開始時に、魔術師の名前と性別を設定でき、選んだ性別によって預かるハーフエルフの性別も変わる。「男性」を選択すると「ナーシャ」という女の子を、「女性」を選択すると「ラーダ」という男の子を預かることになる。
預かる期間は1年間。育成方法はシンプルで、週ごとにカリキュラムや行動を設定するだけ。行動では、一般教養や魔法を覚える「お勉強」、掃除や料理をする「お手伝い」のほか、家や外で「遊ぶ」指示を出すこともできる。ナーシャとラーダには「腕力」「体力」「魔力」「魅力」といった6種類のステータスがあり、その週に選んだ行動によってステータスが変化する。ステータスの値とは別に「機嫌」の要素もあり、機嫌の善し悪しがステータス変化量に影響を与えることもある。
ステータスが変化すると、性格が少しずつ変わってくる。例えば、腕力と体力がほかのステータスよりも高い場合は「やんちゃ」な子になり、毎日のセリフや服装などが変わる。満遍なくステータスポイントが割り振られている「ふつう」のほか、「おだやか」「いろけ」など、4種類の性格が用意されている。
週単位の育成のほかにも、年に何回か特殊な「イベント」が発生する。発生するイベントは、子どもの性格や好感度によって異なる。友人がナーシャやラーダの様子を見にやってきたり、海やお祭りに行ったりと、多数のイベントが用意されている。イベント中に選択肢が現れることもあり、選択によって友人や子どもの「好感度」が変化する。好感度は、ゲームの進行やエンディングに影響を及ぼす重要なステータスだ。
エンディングは男性、女性それぞれに10種類ずつ用意されている。育てた子の性格や成長度合いなどで変わるほか、イベントでの選択によっては、なんと子どもを連れてきた友人と親しくなるエンディングもある。
タイトル画面には「EXTRA」コーナーが用意されており、いままでに見たエンディングやイベントCGを閲覧できる。ゲーム内で発生する特殊イベントを見ることも可能。さらに、すべてのイベントCGを集めてはじめて見られる特殊なCGが用意されているなど、やり込み要素もある。
EXTRAの「OMAKE」メニューでは、設定資料を閲覧できるほか、特定の条件を満たすことで攻略のヒントを得られる。セーブ&ロードは、いつでも画面右下のボタンでセーブできたり、クイックセーブ&ロード機能を備えていたりと便利。セーブや攻略ヒントなどを駆使すれば、効率よくコンプリートを目指せる。