謎の館から脱出するため、数々の仕掛けを解きながら進む思考型アドベンチャーゲーム。「Gimmick」は、不思議な館に閉じこめられた少年を操り、館から脱出することが目的のアドベンチャーゲーム。主人公のヒロシ(名前は変更可能)は、ごく普通の15歳の少年。塾からの帰宅途中のはずだったが、気がつくと見知らぬ館の見たこともない部屋で目を覚ます。家に帰ろうとするが、なぜか部屋には鍵が掛けられ、出ることができない。そのためヒロシは、部屋を探し回って扉を開けようとする。
館は3階建てで広いが、人の気配はほとんどない。いるのは、突然現れては消える「不気味な仮面の男」だけだ。プレイヤーはヒロシを操作し、奇妙な館に仕掛けられたさまざまな謎を解いてゆくことになる。最終的な目標は、館からの脱出。そのためには、多くの謎を解く必要がある。物語を進めてゆくにつれ、ヒロシが館に連れてこられた理由や仮面の男の正体などが少しずつ明かされる。
館の各フロアには赤、青、橙など、さまざまな色の扉があるが、基本的にどの扉もただでは開かない。扉を開けるためには、パズルを解いたり、スイッチを押したり、鍵を見つけたりする必要がある。プレイヤーは扉を開けるために試行錯誤することになる。
例えば、解読した暗号に沿って「像」などを動かす仕掛け、特殊なアイテムを見つけ出すことで先に進める仕掛け、あるものの部品を全部見つけ出すことで先に進める仕掛けなど、謎はバラエティに富んでいる。もちろん各部屋ごとに異なる仕掛けが用意されており、飽きることなくプレイできる。
謎の近くには「赤い表紙の本」が置いてあることが多い。赤い本にはヒントが書かれており、読んだ場合は比較的簡単に謎を解くことができる。「ひとつの謎」は「ひとつの部屋を開けるもの」に対応しており、謎を解くと次の部屋へのカギが入手できることが多い。
入手したアイテムは、【X】キーなどで開くメニュー画面の「もちもの」から確認できる。一度使ったアイテムを再利用する場面はなく、使用済みアイテムは自動的に消える。「使う必要のないアイテムをいろいろな場所で試してみる」といった試行錯誤をする必要はない。
これを逆手にとって、もし謎解きに詰まったら一度「もちもの」を確認してみるとよい。「もちもの」にアイテムが残っている場合は、そのアイテムを使って解ける謎がどこかにあるということだ。「もちもの」でアイテムを選択すると、そのアイテムの解説が表示されるが、解説のなかにも攻略のヒントがあるので、あわせて確認することをお勧めする。
アイテムを手に入れることで、すでに謎を解き終わった部屋に残されていたアイテムが取れるようになることもある。新たなアイテムを入手したら、一度謎を解いている部屋も再び訪れてみるのもよいだろう。