巨大な武器を使いこなし、画面内の敵を片っ端から薙ぎ倒してゆくアクションRPG。「クリエイティブストーリー」は、爽快感あふれるステージクリア型のアクションRPG。主人公は、RPGの作成を目指す青年。青年はRPGのシナリオと構想を練るために、さまざまな場所でゲームを「空想」する。プレイヤーの目的は、空想の世界に現れる敵を倒してゴールを目指すことだ。
ストーリーは章立てされ、全部で六つの章からなる。「現実世界」と「空想世界」を行き来することで、ゲームが進行してゆく仕組み。各章の冒頭では、現実世界でゲームを作ろうと頑張る主人公のイベントが展開される。イベント終了後、画面に現れる青いアイコンに触れると、空想世界のストーリーがはじまる。ゲーム世界に入ると「病気の娘のために危険なダンジョンから薬を手に入れる」などのイベントストーリーが披露され、続いてヒロインキャラを使って戦うゲームパートに切り替わる。
アクション操作はシンプル。カーソルキーでヒロインが移動し、敵に向かって【Z】キーを押すと攻撃、【X】キーでジャンプできる。ジャンプするとすばやく移動できるので、敵から逃げるときにも使える。
画面左端にはステータスゲージが表示される。赤いバーが体力、青いバーが満腹値を表す。満腹値が0になると体力が減り、体力が0になるとヒロインは拠点の町に戻されてしまう。体力0で強制的に町に戻される場合は、経験値が大きく減ってしまう。
満腹値は、さまざまな行動を取るごとに少しずつ減る。ジャンプを繰り返したり、剣などの武器で攻撃したりすると減少する。減少量は武器によって異なり、例えば剣は6回の攻撃ごと、斧は2回の攻撃ごとに減ってゆく。また、敵からのダメージを半減できる「アーマー」などの各種魔法を使用する際にも満腹値は減少する。
ゲージの上に表示される数字は、ヒロインの現在の強さ。強さは装備している武器でも変化する。
敵はとにかく主人公を追いかけるような動きをする。ステージ内を動き回り、敵を1ヵ所に集めて攻撃するのがポイントだ。一度敵を攻撃したら、再び敵が1ヵ所に集まるようにステージ内を移動し、あらためて攻撃する「ヒット&アウェイ」が基本戦術となる。なかには、一撃では倒れない敵が出現したり、敵の数が非常に多かったりする、難易度の高いステージも存在する。難しいステージでも、うまく敵を集めれば一気に倒すことができ、爽快感を味わえる。
ゲームパートの舞台は、「ダンジョン」と「町」に分かれている。町では住民からダンジョンのヒントをもらえるほか、アイテムを購入することも可能だ。ただし、アイテムはダンジョンで敵を倒して入手する「経験値」を消費して購入することになる。
ダンジョンに入ると、まず最初に「赤」「黄色」「黄緑」の丸いアイコンを白い線で繋いだマップ画面が表示される。白い線の上を移動して「ゴール」にたどり着くとダンジョンクリアとなる。白い線の途中にある各色のアイコンに触れると“ステージマップ”に移動する。
赤いアイコンは、敵が存在する戦闘マップ。戦闘マップから脱出するには、「鍵」を手に入れる必要がある。鍵は、マップ中に落ちているものを拾うか、敵を倒すことで手に入る。黄色いアイコンは、宝箱があるステージ。宝箱には「鍵」がないと開かないものもある。鍵は、町で購入するか、鍵が掛かっていない他の宝箱などから入手できる。緑色のアイコンは「探索ポイント」と呼ばれるステージ。暗号をもとにパズルを解いたり、特定の武器や魔法などを使って先に進めたりなど、ちょっと頭を使う仕掛けが用意されている。
ダンジョンによっては、道が途中で分断されている場合がある。道の分断は「どこかのステージに『隠し通路』がある」というサイン。通路が隠されている場所は武器で叩くと光るので、それを目印に爆弾を仕掛けると道を切り開ける。
メニュー画面は【Shift】キーで開く。メニューからは、満腹値を回復する「パン」や、体力を回復する「薬」などのアイテムを利用できる。魔法の使用や武器変更もメニュー画面で行える。武器は、ダンジョンによって最初から使用できるものが異なる。
ステージによっては、特定の武器やアイテムがないと先に進めない場所もある。そうした場合は、必要となるアイテムや武器を手に入れることが先決。ただ闇雲に先に進むだけではクリアできない。
各ダンジョンの最後には「ボス戦」が用意されている。「ボス戦」は、よくありがちな「巨大な敵が1体だけ登場」というものではなく、次々と現れる敵を倒してゆくというもの。敵を1体倒すごとに、画面上部にあるBOSSゲージが少しずつ削られ、ゲージが0になると勝利。ボスによっては、特定の武器や攻撃以外は効かないこともあるので気をつけよう。