クイズ形式で「四字熟語」を学習できるソフト。収録された熟語は小学生向けから高校生向けのものまで、計445語。問題を「テスト用紙」風にプリントすることも可能。「四字熟語ゲームで覚える☆書いて覚える!」は、全445もの熟語が収録された“四字熟語学習ソフト”。熟語とその意味をゲーム感覚で楽しく学ぶことができる。大きく分けて「ゲーム」「熟語検索」「テスト用紙印刷」の三つの機能を持つ。
「ゲーム」は、熟語の意味を見て正しい熟語を解答するもの。解答方法は、バラバラに表示されている漢字を1文字目から順に正しく選択していく形式。問題の難易度は3段階で、レベル1では解答用の漢字が四つだけしか表示されないが、レベル2では六つ、レベル3では八つに変わる。
レベル1の場合は「4文字の漢字すべてを使って四字熟語を作る」ことができればよい。漢字を並べ替えるだけで解答できるため、かなり平易といえる。だが、レベルが上がるにつれて使える文字の数が増え、難易度は急激に上がる。「物書きの端くれとして筆者が誤答するのはマズい」と思いつつレベル3に挑戦してみたところ、(やや危なっかしいながらも)無事に全問正解することができた。
制限時間(3分)はON/OFFを選択できる。ONの場合は、時間内に何問解答できるかに挑戦する。制限時間が経過するか、ゲームを中断した場合は、解答結果が表示される。時間設定がONの場合は、解答できた数がそのまま点数となり、各レベルごとに最高点が記録される。制限時間がOFFの場合は、正解率だけが表示される。点数/正解率とあわせて、間違えた熟語とその意味を一覧で表示してくれる。間違えた問題をすばやく確認できるのは非常に便利だ。
熟語の分類は「小学生」「中学生」「高校生」「番外」の四つ。この分類に従って出題内容を絞り込める。また、「各熟語を覚えたかどうか」を記録することもでき、ゲーム時に「まだ覚えていない熟語だけ」が出題されるようにすることも可能だ。間違えた問題だけを集中して繰り返すことで、効率的に学習できる。
「熟語検索」はその名の通り、四字熟語を検索できる機能。完全一致検索に対応する。部分一致検索や、意味をもとにした検索には対応していないので、それらが行えるようになるとさらによいのではと思う。
「テスト用紙印刷」は、テスト風の問題用紙を作成してプリントアウトできる機能。“読み”“書き”両方の問題用紙を作成できる。“読み”は、書かれている熟語の“よみがな”を解答するもの。“書き”では、よみがなと四つの空欄が書かれ、空欄に漢字を埋めていく。
出題内容は「全問テスト」「ランダムで10問」「手動選択で10問」「特定の熟語から順に10問」から選択できる。文字のフォント/大きさや用紙サイズ、印刷部数を変えることも可能。プレビュー機能も備えている。
「四字熟語ゲームで覚える☆書いて覚える!」には「通常版」のほか、「フル機能版」もある。フル機能版では、四字熟語や分類を自由に編集することが可能だ(フル機能版は、作者のホームページで販売されている)。
(田中 剛健)