治安維持部隊に勤める少女が活躍するアドベンチャーRPG。「白狼恋歌」は、江戸時代の日本を舞台にしたアドベンチャーRPG。この時代、町には妖怪などの不思議な生物が存在していた。江戸の町では、妖怪による度重なる被害を抑えるため、「白狼隊」と呼ばれる治安部隊が結成される。物語は、侍の娘である「鈴音(名前は自由に変更可能)」が、白狼隊に入隊するところからはじまる。
ちょうどそのころ、町では不思議な手口で宝石が盗まれる事件が多発。白狼隊に入隊した鈴音は、事件を解決するべく捜査に乗り出すが、この動きが江戸の命運を賭けた大事件に発展してゆく。
捜査の基本は「情報収集」。町の中を歩いたり、住民から情報を集めたりすることでストーリーを進行させてゆく。ゲームの前半では、住民に聞き込みを行い、隊に戻って隊員の質問に答えるといったイベントが発生する。
聞き込みや事件の内容によっては、ゲーム内で敵と戦う場面も出てくる。戦闘はオーソドックスなターン制を採用。敵に勝利すると、経験値とお金を手に入れられる。経験値を得てレベルアップすると、攻撃力などのステータスが強化されたり、必殺技を覚えたりできる。
町の鍛冶屋では、自分や同行者の剣を「精錬」することが可能。剣の精錬にはお金もかかるが、精錬を行うことで剣の攻撃力をアップさせることができる。
「江戸の裏で暗躍する組織」を追い詰めるというメインストーリー以外にも、さまざまなサブイベントが用意されている。寺子屋で子どもに勉強を教えたり、輪投げをしたりなど、事件とは関係のないミニゲームを楽しめる。
隊員などの重要なキャラには「好感度」が設定されている。ゲーム内では、さまざまな場面で主人公の行動を決める選択肢が表示される。プレイヤーが選択した行動によって、関連するキャラの好感度が上下する仕組み。好感度の変化は、行動選択後に鳴る音で判断できる。イベント終了時には、プレイヤーが選択したキャラと会話できる「会話イベント」も用意されている。会話イベントで選択されたキャラは、必ず好感度が上昇する。どうしてもお目当ての相手の好感度が上がらない場合は、このイベントを利用するのも手だ。
最終的に好感度が一番高い相手をパートナーとしたエンディングイベントが見られるようになっている。パートナーの好感度は、ストーリーの節目ごとに表示されるアイキャッチ画面の「好感度確認」メニューでチェックすることが可能。主要キャラの好感度がアイコンで表示されるほか、現在一番好感度が高いキャラのグラフィックが画面左側に表示される。