二人の選手の戦いをコートの外から“応援”して、味方選手を勝利へと導く一風変わったテニスゲーム。「ジェントルメン・テニス」は、味方選手を“応援”する、一風変わったテニスゲーム。選手となってテニスをするのではなく、コートの外に立つ「第三の男」を操作する。ラリーを続ける二人の選手のうち、一方を勝たせることが目的。
ゲームの舞台は、とある街で開催されている「こどもテニス大会」。決勝戦を戦うのは、大会前の予想通り順当に勝ち進んできた「チャドル」と「イルド」の両選手。二人の実力は伯仲しており、コート上では激しいラリーが続いている。両選手のゲームをコートの外から鋭い目で見つめるのが、プレイヤーキャラの「カジナオス」。カジナオスの任務は、4種類の道具を駆使して人知れずラリーに介入し、その“応援”によってイルドを勝利へと導くことだ。
ルールは、7ポイントマッチのデュースなし。コートの奥側にいるのが相手のチャドル、手前にいるのが味方のイルドだ。二人は、自動で球を打ち合って勝手にラリーを続ける。
チャドルとイルドのレベルは、それぞれ1から6まで設定できる。レベルによりゲームの難易度は大きく変化する。チャドルは数字が大きいほど強くなり、逆にイルドは数字が大きいほど弱くなる。
ラリーを続ける二人に介入する手段は、なんと「狙撃」。手前のイルドを撃たないように注意しながら、動き回るチャドルを狙って銃を撃つ。弾が命中すると怯んで一定時間動けなくなるため、ラリーに決着がつく。
ただし、チャドルがラケットを振っている間に弾を当てても動きは止まらない。また、弾が当たって怯んでいる状態でも、ボールが近くに飛んでくると反射的に打ち返す。ミスをさせようと思ったら、相手がボールに駆け寄る前に撃ち、足を止めさせるしかない。
相手が怯んで動きを止める時間は、使用する銃によって異なる。また、相手のレベルが上がると怯む時間はどんどん短くなる。
カジナオスの操作はキーボードで行う。【←】/【→】で左右の移動、決定キー(【Z】/【Enter】)で銃を撃つ。使用する武器の変更は【↑】/【↓】キーで行える。また、キャンセルキー(【X】/【Esc】)を押すと、どんな武器を使用中でも瞬時に「ウェイバーガン」に持ち替えることができる。
使用できる武器は全部で4種類。基本となるのが「マシンガン」。キーを押し続けると連射でき、連射したまま移動もできるため、狙撃に慣れず命中率が低いうちは使いやすい。ただし威力は弱く、何発も当てないと敵が怯まない。
「スナイパーライフル」は、キーを押してから構えて発射するまでに若干時間がかかり、連射はできない。しかし、当たれば長く怯ませることができる上級者用の武器だ。
「グレネードランチャー」は、弾のスピードが遅く連射もできないものの、爆発して広範囲に爆風が届く。しかも相手を横に吹っ飛ばしてくれるため、ミスをさせやすい。
「ウェイバーガン」は唯一、敵を撃つのではなく味方のイルドを撃つことが目的の武器。撃った状態で移動すると、イルドも同じように移動する。イルドのレベルが低く反応が鈍い場合でも、プレイヤーが操ってボールを打ち返させることができる。