英文スペルチェック、英和・和英辞書をはじめ、多彩な機能が搭載されたテキストエディタ。「BigEditor」は、英文スペルチェック、文字数カウントなど、数多くの機能が搭載されたテキストエディタ。文書中の単語の和訳・英訳を表示させたり、翻訳結果をクリップボードにコピーしたりできる。英和辞典は「GENE95」、和英辞典は「EDICT」を搭載。収録語数はそれぞれ57,350語、118,569語。英文スペルチェックを利用すれば、入力した単語の綴りの誤りを見つけられる。Ver.2.00になり、エディタ本体のコンポーネントの変更などが行われた。
搭載された機能は実に豊富。検索・置換、ジャンプ、印刷プレビューといったテキストエディタとしての基本機能に加え、文書編集に便利な機能が多数、搭載されている。例えば、
- カンマなどの区切り記号と改行で区切られたデータを罫線文字で囲み、表を作成する機能
- 半角数字の総和を計算する機能
- 簡単な関数までをサポートする簡易電卓機能
- 長さ、面積、体積、質量、温度、時刻の単位を相互に変換する機能
- キー操作を記録・保存し、呼び出して実行できるキーボードマクロ機能
- 文書全体または選択範囲の半角文字数、全角文字数、英文の単語数をカウントできる文字数カウント機能
などを備えている。文字数カウントでは、指定文字列の出現回数を調べることも可能。文字列変換機能も用意されている。半角カナ記号→全角、全角英数字→半角、大文字→小文字、タブ→半角スペースなどを行える。文字列挿入機能も強力だ。日付・時刻、記号、区切り線、時候の挨拶、定型挨拶文、登録済み個人情報、テキストファイル、クリップボード履歴などをキャレット(カーソル)位置に挿入できる。よく使う文字列を登録し、利用することも可能だ。
行単位の編集機能としては、行頭に「任意の文字列」「タブ」「連番」を挿入する機能、行頭や行末のスペースを削除する機能、行末に「任意の文字列」を挿入する機能などがある。行頭文字の文字コードで昇順/降順に並べ替えを行うことも可能だ。
キャレット行の段落全体をまとめて切り取り/コピー/削除したり、選択した文字列以外を一度に削除したりといったことも可能。そのほか、キャレット位置から右/左方向の文字列を単語単位または段落単位で削除したり、編集中のファイルのフルパス付きファイル名をクリップボードにコピーしたりもできる。空白行と重複行を削除する機能も備えている。
フリーキャレットモードもサポートし、キャレットを未入力エリアに移動できる。タイトルバーには、現在編集中のファイル名がフルパスで表示され、ステータスバーには、編集が行われると「変更あり」と表示される。行番号や桁ルーラの表示、文字色や背景色の指定、文字表示の折り返し指定、表示上の文字間隔と行間隔の指定なども可能だ。
そのほかにも、編集中のテキストをコピーして新規文書として作成する「複製して新規作成」機能、タブを半角スペースに変換し、画面上の折り返し位置で改行した結果を保存する「整形保存」機能などがある。編集中のテキストにタグを付け、HTMLファイルとして保存する機能や、保存したHTMLソースからタグを取り除く機能も用意されている。
すべてのコマンドにショートカットキーを割り当てることが可能。キーボードから手を離さずにコマンドを実行できる。