ドラッグ&ドロップなどの簡単操作で利用できるファイル暗号化ソフト。パスワードの代わりにキーファイルを指定することも可能。「EncSecure」は、米国政府公認の強力なアルゴリズム「AES-256」が採用されたファイル暗号化ソフト。暗号化は「EncSecure」アイコンへのドラッグ&ドロップで、復号化は暗号化ファイルのダブルクリック(またはドラッグ&ドロップ)で行うことが可能で、誰でも簡単に操作できる。処理後に元ファイルを削除する機能や、暗号化のレベルに応じてパスワードの文字数をアドバイスしてくれる機能などもある。
選択できるセキュリティレベルは「最高」「高」「中」「低」の4段階。いずれのレベルでもAES-256で暗号化が行われる。暗号強度は変わらない。セキュリティレベルの違いは、パスワードによる保護レベルの違いとなる。
「最高」では、暗号化・復号化のたびに必ずパスワードの入力が求められる。パスワードの文字数は32文字以上。英数字および記号をそれぞれ1文字以上含む必要がある。
「高」は、暗号化・復号化時にキーワードを入力するか、または「キーファイル」を指定する。パスワードは16文字以上。英数字および記号をそれぞれ1文字以上含む必要がある。
「中」では、あらかじめソフトに登録しておいたパスワードで暗号化を行い、復号化時にパスワードを入力する。パスワードは8文字以上。
「低」では、あらかじめソフトに登録しておいたパスワードで暗号化・復号化を行う。パスワードは4文字以上。
「高」で使用する「キーファイル」は、パスワードの代わりに特定のファイルを指定するもの。ダイアログボックスからファイルを開いたり、ドラッグ&ドロップしたりすることで、パスワード代わりとして認証される。「中」「低」で使われる設定済みパスワード自体も(AES-256で)暗号化保存される。さらに、実際に暗号化を行う際にはパスワードのハッシュ値(アルゴリズムはSHA-256)が使用されるため、解読がより困難になる。
設定により、暗号化および復号化処理の終了後に元ファイルを削除することができる。特に暗号化の場合は、元ファイルを完全に抹消するオプションまで用意されている。