操作が簡単で、すぐに使いはじめられる家計簿ソフト。買物リストの内容を携帯電話などにメール送信する機能もある。「.atKakeibo-あっと家計簿」は“普段使いの便利機能を搭載”した、手軽に使える家計簿ソフト。登録済みの品名は約2,800種類。あらかじめ主要な品名が登録されており、ユーザが一から登録作業を行う必要がない。リストのメール送信機能のほか、簡易メモを書き込めるカレンダー機能なども備えている。
メイン画面は、メニューバーの下に大きめのタブが設けられた、操作しやすいデザイン。主な機能はタブ切り替えで利用できるようになっている。用意されたタブは「(データを)記帳する」「(家計簿の)一覧」「グラフ」「カレンダー」「買物リスト」「購入履歴」「予算の設定」など。
「記帳する」では、入出金のデータを入力できる。データの入力方式は「日別入力」「レシート入力」の2種類。「日別入力」は、費目/品名/金額などを一つひとつ入力するオーソドックスな方式。「レシート入力」は、入力項目は「日別入力」と同じだが、合計金額も表示される点が異なる。多数の商品を購入した場合でも、レシートの合計金額欄と照らし合わせることで、入力データが正しいかどうかが瞬時にわかる。「レシート入力」では購入した店名を記録することも可能だ。「日別入力」と「レシート入力」ではインタフェースも多少、違うものになっている。
入力データの集計は「一覧」「グラフ」で確認できる。表形式の「一覧」では、口座別/日別/月別(6ヵ月/12ヵ月分表示される)でのデータ表示が可能。「グラフ」では、費目ごとの月別データが棒グラフで表示される。「グラフ」では、各費目の表示/非表示を選択したり、データの表示単位を数値/パーセントで選択したりといったことが可能だ。
「買物リスト」は、品名をクリックしてゆくだけで、底値付きの“買いたいものリスト”を作成できるもの。底値は、品名の購入履歴から自動的に算出される。品名を抽出することも可能。「過去の購入履歴から自動的に検索」「今月まだ購入していない品名を検索」「過去に購入したことのある品名を全てリストアップ」などの条件で抽出できる。
作成した「買物リスト」は、メールソフトを介して携帯電話などに送信することが可能だ。メールの件名や宛先メールアドレスを入力して「メール送信」ボタンを押すと、標準設定のメールソフトが起動して、すぐにメールを送れる。よく使うメール件名や宛先アドレスを登録しておくこともできる。
「カレンダー」では、月間と6ヵ月間の2種類のカレンダーを参照できる。日付ごとにスケジュールなどのメモを入力することが可能で、入力された内容はカレンダー上に表示される。当日から特定の予定まであと何日かを教えてくれる「カウントダウン」機能もある。
「購入履歴」は、これまでに購入した品の履歴を表示する機能、「予算の設定」は、各費目ごとの予算を設定・確認できる機能だ。そのほかにも「口座」「店舗」「費目」「品名」などの登録や編集を行える管理機能などを備えている。