ソフトを開発しようと思った動機、背景(小松菜屋:はたはた)
どうしても自分で使いたかった挙動、- 画像の横幅をウィンドウに合わせて、はみ出た部分はホイールで上下移動したかった
──それがすべてのはじまりです。その後、当サークルでCG集を制作するにあたり、上記の機能を標準設定した画像ビューアをプログラム担当のおかゆぱんちさんに開発していただきました。彼にはいろいろ無理を言って、機能を追加したり削除したりしてもらいました(始終笑顔でした、いい人です)。目指した方向性として、機能の多さで他のビューアソフトに対抗しようと思わずに、自分の「しっくり感」を信じ、根本から機能設計してきました。ぜひ、ダウンロードしてユーザ様なりに「しっくり」くるように調整し、使っていただけると幸いです。
さらに「小松菜ビューア」本体を改変自由としましたので、CG集に組み込むなりインストーラをつけるなりして再配布できます。設定ファイルを書き換えるだけでも十分実用的なタイトルが作れると思いますので、こちらもぜひご利用ください。
開発中に苦労した点(小松菜屋:はたはた)
「まあ、いろいろ苦労はしたけど、他の人が読んでも楽しいものではないだろう」とプログラム担当のおかゆぱんちさんがおっしゃっていました。漢(おとこ)の鑑だと思います。
ユーザにお勧めする使い方(小松菜屋:はたはた編)
USB延長ケーブルをマウスに繋げ、ゆったりとお気に入りのCG閲覧を嗜(たしな)んでいただきたく思います。具体的には、十枚〜数十枚のCG集をZIPで固めてハードディスクの肥やしにしておいて、閲覧したいときだけ引っ張り出してきたり、ゲーム制作用フォルダに作り置きしてあるJPEG等を1枚1枚確認するため、OS標準ビューアとして設定したり、ビジネスシーンで紙芝居プレゼンをする場合等に利用していただけたらうれしいです。
ユーザにお勧めする使い方(プログラム担当:おかゆ編)
どのSusie Plug-in対応ソフトにもいえることですが、圧縮ファイルの中身や雑多な画像ファイルを「小松菜ビューア」で見られるようになりますので、ぜひSusie Plug-inを入れることをお勧めします(Susie Plug-inの多くはフリーソフトとして入手可能です)。また、小松菜ビューアの「ファイル一覧ウィンドウ」はフォルダを下の階層へ辿れるようになっています。フォルダや圧縮ファイルを深い階層まで見ていきたいときに、このウィンドウを開いてみてください。サムネイル表示系のソフトとはまた違った一覧性があると思います。昔使っていたMac OSにこのようなフォルダ表示機能があり、気に入っていたので取り入れてみました。
同人ソフトなどへの同梱について(プログラム担当・おかゆぱんち)
小松菜ビューアはもともと、同人サークル「小松菜屋」が制作したCG集の閲覧用ビューアとして開発されました。CG集はHTMLで見せるのが主流ですが、HTMLは操作がわかりやすい代わりに画像ビューアとしてはイマイチなので、それなりの機能を持った画像ビューアで見てもらえるようにしたかったというのが開発の理由です。フリーの良質な画像ビューアは数多くあるものの、販売物への同梱を許可しているものは残念ながらあまりないようでした。そうした事情で、「小松菜ビューア」は単体アプリケーションとしてだけでなく、シェアウェアや同人ソフトに同梱できる画像ビューアとしても自由に使ってもらえるようになっています。
(はたはた、おかゆぱんち)