複数の外部ツールを登録し、ファイルの種類に応じて使い分けられるGREPソフト。正規表現を使った高度なパターンマッチングを行うことも可能。「getia」は、複数のテキストファイルを対象に、指定文字列を含む行を一括検索できる文字列検索(GREP)ソフト。対象フォルダ内の全テキストファイルを検索し、指定文字列と一致するものがあれば一覧形式で表示してくれる。単独のファイルを検索対象にすることも可能。指定ファイル内だけでの文字列検索も行える。
検索結果に表示されるのは、該当する文字列を含むファイル名、前後のテキスト、文字列がある行の番号と桁位置、ファイルの文字コード。さらにステータスバーには、対象となったファイルの数や該当する文字列の数、検索結果リストで選択しているファイルのフルパスなどが表示される。
「フィルタ」オプションを利用して、対象ファイルを拡張子で絞り込むことも可能。初期状態でテキスト(*.txt)、HTML関連(*.htm/*.html/*.css/*.jsなど)、C言語関連(*.c/*.cpp/*.h)などが登録されており、ドロップダウンリストから選択できるようになっている。ユーザが直接拡張子を入力して指定することも可能だ。
そのほかにも検索オプションとして、
- 検索に「正規表現」を使用する
- 「サブディレクトリ」内のファイルまで含めて検索する
- 「大文字と小文字を区別しない」
を指定することが可能。さらに「検索詳細」モードにすると、検索対象ファイルの文字コードを指定したり、サブディレクトリの検索範囲を階層で制限したりといったこともできる。文字コードは、初期設定では自動だが、ユーザがコード指定を行うと、すべてのファイルが指定コードのものであるとして処理が行われる。指定できるコードは、Shift JIS/EUC-JP/ISO-2022-JP/UTF-7/UTF-8/UTF-8Nの6種類。ただし、「getia」内部の処理はShift JISで行われるため、対象ファイル内にShift JISで表現できない文字がある場合は表示されない。
大きな特徴が、検索結果のファイルに応じて、連携する外部ツールを使い分けられる点。外部ツールとして複数のアプリケーションを登録できる。さらに、対象ファイルの拡張子を指定しておけば、検索結果リストのダブルクリックで、ファイルの拡張子に応じた外部ツールが起動する。
検索結果の表示方法では、ファイル名表示のフルパス/相対パス切り替えや、一致するテキストの右寄せ/中央揃え表示切り替えなどが可能だ。