敵弾をかすめるように避け、強力な追尾式レーザーで反撃する、弾避け重視の“2D弾幕シューティングゲーム”。「Night Flier」は、宇宙の便利屋(トラブルシューター)の「シュウタ」と、その相棒で、人格を持つ機体のメインコンピュータ「シスタ」を主人公にしたSFタッチのシューティングゲーム。大きな特徴は二つ。一つは、敵弾を自機のそば、当たり判定の外ギリギリまで引きつけて避け、弾がかすればかするほど有利になるシステム。もう一つは、一般的なシューティングゲームとは異なり、ボタンの長押しによるメインショットとサブショットの連射を多用するほど、不利になるということだ。
操作は、キーボード/ジョイパッドに対応。カーソルキーで自機の移動を行い、【Z】キー(ボタン1)でメインショットを発射。サブショットは【X】キー(ボタン2)、ボムは【C】キー(ボタン3)に割り当てられている。ただし、最も威力のある通常兵器「追跡レーザー」にはボタンが割り当てられていない。
自機に搭載された兵器は「メインショット」「サブショット」「ボム」「追跡レーザー」の4種類。
「メインショット」は、自機の正面に発射される通常弾。発射ボタンの長押しで無限に連射できる“普通の威力”を持つ使いやすい兵器だ。ただし、“固い”敵をメインショットだけで倒すのは難しい。
「サブショット」は、自機の斜め前方に発射される通常弾。左右2方向の敵を同時に攻撃できる。メインショット同様、発射ボタンの長押しでの連射が可能。ただし、2方向にエネルギーが分散するため、威力はやや弱い。
「ボム」は、ゲーム開始時点では一発も装備されていない。自機が敵弾をかするごとに少しずつエネルギーがチャージされ、100%を超えると1発ずつ追加される。ボムを使用すると、その時点でフィールド上にある敵弾を一瞬ですべて消滅させられる。
「追跡レーザー」は、メインショット/サブショットをいずれも使用していない状態で敵弾をかすると、自動的に発射されるもの。発射後、画面から消えるまで、最も近い敵を自動追尾・攻撃してくれる。威力は非常に強い。
用意されたゲームモードは、難易度の異なる「ぬるげーまー」「のーまる」「しゅーたー」の3種類。難易度の高いモードほど敵弾の速度が速くなり、避けたりかすったりすることが難しくなる(筆者がプレイしてみた範囲では、シナリオや敵機の出現パターン、頻度などには特に違いがないように感じられた)。
いずれのモードも、ゲームの開始時点では自機のLIFEが10個与えられる。敵弾に当たり、LIFEが0になるとゲームオーバー。ステージの途中でLIFEを回復させる手段は用意されていない。その代わりに、ステージクリアに成功するとステージが切り替わる際に、LIFEが自動的に回復して10個に戻る(ただし、「スコアペナルティ」により、残機数に応じてスコアが減点されるので、注意が必要。マニュアルに記述がないため確実ではないが、どうやら得点が一定値を超えるたびに自機の兵器がパワーアップし、一度に発射できる弾数が増えるようだ)。