「BrilLauncher」は、小さな横長のボタンが並ぶ、スティックタイプのランチャ。簡単なマウス操作でアプリケーション/ファイルなどの登録アイテムを開けるほか、キーボードからも快適に操作できる。開いているウィンドウのアイコンを一覧表示する機能もある。

ランチャ本体には、初期状態で「One」「Two」「Three」「Four」「Window」の5個のボタンが並ぶ。「Window」以外のボタンがアイテムの登録・操作用、「Window」は、開かれているウィンドウの一覧を表示するためのボタンだ。アイテムを登録するには、アプリケーション/文書などのファイルやフォルダを直接、登録・操作用ボタンにドラッグ＆ドロップすればよい。

ソフトの大きな特徴になっているのが、アイテムを開くための操作方法。クリックすることなく、マウスポインタの移動だけでアイテムを開けるようになっている。

1. 登録・操作用ボタンにマウスポインタを乗せる
2. ボタンの下に「★」印が表示されるので、そこにマウスポインタを移動
3. ボタンに登録済みのアイテムがポップアップメニューに表示される
4. 各アイテムにポインタを乗せると、上部に「★」印が表示される。開きたいアイテムの「★」印の上にポインタを移動する

「Window」以外のボタンは、名称や表示順をカスタマイズできる。もちろんボタンの追加や削除を行うことも可能だ。さらに、登録・操作用ボタンのポイント時に表示されるチップヘルプに「ページのヒント」を登録することもできる（初期状態では「ここにデスクトップからファイルをドラッグドロップしてください……」となっている）。

アイテム一覧では、薄紫色のベルトを背景に登録したアイコンが横一列に並び、選択したアイコンがポップアップして、光が当たったような表示になる。機能的で見やすさも◎。また、クリックでなく、マウスポインタを「★」印に合わせるだけで実行できるなど、究極まで操作をシンプルにする工夫には好感が持てる。キーボードからの操作にも対応。ホットキーで呼び出し、カーソルキーでページ/アイテムを選択選択と、操作はシンプルだ。

筆者はふだん、「クイック起動」をよく利用するのだが、（アイコンがタスクバーを占有してしまうため）快適に使えるのはせいぜい10個程度までと制限がある。「BrilLauncher」なら、4個のボタンで40個くらいは大丈夫そう。もっと多いときは、ボタンを追加すればよい。さらに用途別に、ページを「Text」「Graphic」「Tool」「Doc」などと分類すると、より便利に使えるだろう。

特に、日ごろから数多くのソフトを使っていて、邪魔にならないランチャを探している人にはお勧めしたい。

開発中に苦労した点
アイテムを選択するまでのクリック回数が多いことが悩みでした。これの対策に、ポイントによる選択をサポートしましたが、この機能はかなり未熟です。ランチャとして使いやすさを追究することに悩みました。

ユーザにお勧めする使い方
「Window」ページからウィンドウの透明化などができるので、ウィンドウ管理ソフトとしても利用できます。

今後のバージョンアップ予定
直感的な操作と高機能のバランスを考えた、使いやすいランチャを目指していきます。

ユーザの方へのお願い
多くの方に満足していただけるソフトウェアを開発することへの挑戦が開発目的ですので、ご意見をいただけたら、光栄です。