「Webページをすばやく閲覧すること」を目的に開発されたWebブラウザ。閲覧したページの履歴や検索結果などが自動的にリスト化され、マウスホイールを動かすだけで、大量のページにすばやく目を通せる。「Listleaf」は、たくさんのWebページをすばやく読むためのブラウザ。タブブラウザをベースにしながら、さらに機能を大幅に強化することで、Webを効率的に閲覧できるよう工夫されている。
メイン画面には、ブラウズエリアやタブのほかに、三つのリスト表示エリアが用意されている。ここには「閲覧したページの履歴」「検索バーからの検索結果」「RSSリーダのヘッドライン記事などのリンク」が表示される。マウスホイールを使ってリストを選択することで、ページを切り替えることが可能。リスト上のページは先読みされるため、ページが表示されるまでの待ち時間は短い。リストは、ホイールのほかにツールバーのボタンでも切り替えられる。「スライドショー」機能を使うことで、リスト上のページを自動的に切り替え表示させることも可能だ。
リストには、Internet Explorerに登録されている「お気に入り」を表示させたり、パソコン内のフォルダを指定してファイル一覧を表示させたりといったことが可能。さらに、表示中ページ内のリンクをワンタッチでリスト化するといったこともできる。
カスタマイズできるツールバーには、リストを切り替えるボタンのほかにも、数多くのボタンが用意されている。キーワードを直接入力できる検索バー、検索キーワードのハイライト表示、指定文字列にマーカーを引く機能、ページの翻訳、ワンタッチでページ内テキストや画像を保存する機能、ページの縮小イメージを表示する「ページサムネイル」機能などがある。
検索バーには虫眼鏡と漏斗の二つのボタンが用意され、通常の検索のように結果ページを表示する方法と、検索結果のリンクをリスト表示する方法とを選べる。リスト表示の場合は、もちろんホイールで閲覧することが可能だ。
ツールバーにはセキュリティ選択用のオプションボタンがあり、ページの内容を文字だけや、文字と画像だけで表示したり、ページ内のスクリプトを無効にしたりなど、簡単に設定を変更できるようになっている。設定はそれぞれのタブに対して個別に行える。
「Joint Browser」機能を使うと、リスト内のリンクからテキストだけを抜き出してひとつのページに結合できる。さらに、結合してできたページの中でキーワード検索を行い、一致した文字列にマーキングしたり、文字列の統計情報をグラフで表示したりすることも可能だ。
特定のキーワードに注目し、Webから情報を収集するのに便利な機能としては、指定したページ内でキーワードがいくつ使われているかを調べたり、特定のページを監視して指定したキーワードがあれば通知したりといったものがある。
そのほか、キーワードとURLを指定して、写真や動画などを一括ダウンロードする機能、ブラウザクラッシャ対策機能、リストをもとにリンク集用HTMLを作成する機能など、多彩な機能を備えている。