ピラミッドの呪いから友人を救うため、ブーメランひとつでダンジョンを制覇するアクションゲーム。「サンクチュアリ」は、ダンジョン攻略のためのパズル要素の強さが特徴のアクションゲーム。舞台は「立ち入った者は皆呪いをかけられて帰って来る」と噂されるピラミッド。伝説によれば、呪いを解くには「ピラミッドの主」を倒すしかない。主人公「フォルト」は、ピラミッドに入ってしまった友人の呪縛を解くため、ひとりでピラミッドに挑む……。
ゲーム画面は、ダンジョンを上から見下ろすトップビュータイプ。多数の敵モンスターが徘徊するダンジョンを探索し、ピラミッドの主を探し出して倒すことがゲームの目的だ。主人公には最初、ハート3個分の体力が設定されている。モンスターに接触したり、攻撃されたりすることで、ハート半個分の体力が減る。ハートが0になると、ゲームオーバーになる。
敵に対抗するための最大の武器が「ブーメラン」だ。ブーメランは主人公前面に飛び出し、そのまま主人公の元に飛び戻ってくる。
ただし、「ただブーメランを当てる」だけでは簡単に倒せない敵も多い。例えば、ゲーム途中から現れるガイコツ兵は、盾を持っているため、正面からダメージを与えることができない。そのため、「わざと敵に当たらないようにブーメランを投げ、敵背面や側面にブーメランを当てる」といったテクニックが必要になる。通常、ブーメランは主人公を軸に縦方向か横方向にしか飛ばないため、敵前面以外に当てるのはむずかしい。しかし、ブーメランを投げてすぐに主人公を横方向に移動させれば、斜め方向にブーメランを移動させることができる。
ダンジョン内の仕掛けを利用して敵を倒すことも、戦いを有利に運ぶために必要。例えば、ほとんどの敵はブーメランに当たると一歩後退する。触るとダメージを与えるタイプの仕掛けが敵の背後にある場合、モンスターを後退させて、仕掛けで二次攻撃を加えるということも可能だ。
ダンジョン内には「空から剣が降ってくる」という仕掛けが用意されているエリアもある。剣が落ちてくる場所は、床の影を見ていれば推測できるので、その場所に敵を誘導するのもよい。また、接近戦しかできない敵は、穴を挟んで攻撃すれば、無傷で倒せる。
ダンジョンは、画面に表示されているエリアの端に進むと、次のエリアに切り替わる方式。エリア内の敵は別のエリアに移動することができないので、危険な状況に陥った場合はエリア外に逃げるのも手だ。
敵との戦いだけでなく、ダンジョンに仕掛けられた謎を解くのも「サンクチュアリ」の醍醐味だ。ピラミッドの中には「スイッチを押すことで出現する床」「手の届かない位置に設置されたスイッチ」「爆弾がないと先に進めない壁」「常に移動する床」「押すことで移動できる岩」など、さまざまな仕掛けが用意されている。何段階もの手順を踏まないと先に進めない仕掛けや、ブーメランを利用することで解除できる仕掛けもある。
ダンジョン内には、「ヒント」が書かれた石版が各所に用意されている。石版の前に立つだけで、操作方法やヒントを見ることができる。