指定ウィンドウのサイズを自動的に縮小する、タスクトレイ常駐型ユーティリティ。ウィンドウが非アクティブになると、自動的に縮小してくれる。「もこ窓」は、マルチウィンドウでの作業中に、デスクトップを有効活用できるようにしてくれるユーティリティ。ウィンドウが非アクティブ(最前面にない)になると、自動的に指定サイズに縮小され、占有面積が小さくなる。縮小指定を行っていないウィンドウは本来の大きさでそのまま表示される。作業に不要なウィンドウを縮小できるため、作業効率の向上を期待できる。
縮小されたウィンドウは、アクティブにすることで再び元のサイズに戻る。また、非アクティブ状態のままでも、ウィンドウ上にマウスポインタを重ねれば元のサイズに戻り、ポインタがウィンドウから外れると、再び縮小表示になる。
ウィンドウを縮小表示対象にするには「アプリケーション名」「(ウィンドウ)クラス名」「(ウィンドウ)タイトル」を指定すればよい。マッチングの条件は「完全一致」のほか、「ワイルドカード」「正規表現」から選択することが可能。指定は個別ウィンドウに対して行えるが、ワイルドカードを使用することも可能で、例えば同じアプリケーションのウィンドウでも、「通常は縮小するが、特定の文書を開いているときだけは縮小しない」といった使い方ができる。
対象ウィンドウの指定は簡単だ。「キャプチャ」機能が用意されており、マウスの左ボタンを押したまま目的のウィンドウをポイントするだけで、指定できるようになっている。
設定できるオプションは「縮小サイズ」「縮小方向」など多彩。対象ウィンドウごとに個別に設定できる。
- 縮小サイズ:縮小時のウィンドウサイズを%またはピクセル単位で指定できる。幅に応じて高さを自動設定することも可能
- 縮小方向:ウィンドウの四隅のどこを原点として縮小するかを指定する。「自動」の場合は、デスクトップの四隅に最も近い角を原点とする
- 縮小中も描画する:モニタカメラの映像や動画など、常に描画しておきたい場合に便利。描画間隔も指定できる
- 描画方法:速度優先または画質優先のいずれかを選べる
- 復元方法:ウィンドウサイズの復元方法の指定。ポインタをウィンドウに重ねるだけで一時的に復元する「マウスオーバー」のほか、「左クリック」を指定できる
- 常に手前に表示:縮小ウィンドウを常に前面に表示する
- ウィンドウの枠を表示:縮小ウィンドウのサイズをドラッグで任意に変更できる。【Ctrl】キーを押しながらドラッグすることで、縦横比を保ったまま拡大・縮小できる
そのほか、「もこ窓」をスタートアップに登録するオプションがある。