「高さ」や「重力」を考慮に入れながら、「鳥さん」を使って荷物をポストまで運ぶパズルゲーム。荷物の重さや材質による違いを上手に利用するのがポイント。「配達鳥」は、「鳥さん」を使って荷物を目的の場所まで移動させる、面クリア型の荷物運搬パズルゲーム。最大の特徴は、ゲームフィールドに「高さ」や「荷物の重さ」という概念が取り入れられていること。ステージによっては何羽もの鳥さんが登場し、切り替えながら使える。
ゲームの目的は、フィールド上のすべての「ポスト」に「飾り付きの荷物」を運び込むこと。鳥さんは荷物をつかんで飛んだり、押したりして運ぶことができる。ただし、フィールド上を自由に動き回れるわけではなく、(1)「自分が乗っている足場から1マス上にしか飛び上がることができない」。(2)さらに上に飛び上がりたいときには、1マス上の高さにある足場を利用する必要がある。(3)いったん飛び上がりさえすれば、その高さを維持したままの左右移動は自由に行える──これらの条件は、荷物をつかんでいる/いないにかかわらず、常に適用される。
登場する荷物は全部で5種類(それぞれに「飾り付き」「飾りなし」があり、10種類あるといってもよい)。
- 普通の荷物:基本的な荷物。つかんで持ち上げたり、真下から押し上げたりできる。空中で放すと、そのまま自然に落下する
- 重い荷物:つかんで平行移動することはできるが、持ち上げたり押し上げたりはできない荷物。不用意に落とすとステージをクリアできなくなる危険性がある
- 風船荷物:軽くて空中に浮かぶ荷物。勝手に浮かび上がることはないが、持ち上げたり押し上げたりすると、その場に浮かんだままとどまる。足場として利用することも可能
- 氷荷物:つるつる滑って、つかめない荷物。真下から押し上げることはできるが、他の手段では上げることができない。重い荷物と同様、不用意に落とさないよう注意が必要
- 泡風船荷物:つかむことができない風船荷物。上下左右に押して動かせる。その場にとどまって足場にもなるが、端まで動かしてしまうと戻せなくなる
フィールド上には、荷物を引っかけることができる「フック」や、荷物をつかんでいないときに足場として利用できる「はしご」などのオブジェクトも登場する。どちらも、鳥さんを操作して荷物を下から押し上げる際に威力を発揮する。ステージによっては、複数の鳥さんが登場することもあり、操作する鳥さんを切り替えることができる。氷荷物のような落としてしまうとまずい荷物を2羽で協力して運んだり、互いの身体を足場にして高いところまで荷物を持ち上げたりなど、さまざまな応用テクニックが用意されている。用意されたステージは「EASY」31面、「NORMAL」30面、「DIFFICULT」5面の計66面。面セレクトで自由に挑戦するステージを選ぶことができる。同梱されているステージエディタを使用してオリジナルステージを作成することも可能だ。