「WILD CODE」は、シューティングゲーム感覚で楽しみながら、タッチタイピングを練習できるソフト。2種類のモードが用意され、タイピングの基礎から実践までを楽しくマスターできる。回復アイテムやスペシャル技なども登場し、ゲーム要素が強い。

メイン画面はクールな3D風。次々と敵機が出現し、問題文が表示される。正しく入力できると、入力速度により「GREAT」「GOOD」「OK」のいずれかの評価がなされ、敵を撃破できる。入力ミスなしで連続して敵機を倒すと「連打数」が上昇し、スペシャル技などの発動に必要なテンションゲージがたまる。

用意されたモードは「プラクティス」「ミッション」の2種類。プラクティスモードでタイピングの基礎を修得し、ミッションモードで実践練習を行う。プラクティスモードはさらに、

• PRACTICE1：タッチタイピング習得のための練習
• PRACTICE2：入力速度向上のための練習

ミッションモードでは、MISSION1〜6のステージが用意されている。ミッションごとに任務が提示され、無事に遂行すると次のミッションに進むことができる。

操作できるキャラクタは「テツロー」「ミシェール」「イーラクリィ」の3人。プレイ開始時に選択する。各キャラクタには「テンション」「ライフ」というステータスがある。テンションはタイピングの成功/失敗で増減し、ライフはキー入力が遅れて敵が接近すると減少する。ライフが0になるとゲームオーバーとなる。

問題文には「文字列」「一文字」の2種類がある（ミッションモードでは混在することもある）。「回復アイテム」問題文もあり、入力に成功するとテンションやライフの値が上昇する。

テンションが80％以上になると「ボム」を使用できる。ボムを発動すると、文字が自動入力されて、敵機を破壊できる。また、テンションがMAXの状態では「スペシャル技」を発動することが可能。スペシャル技はキャラクタによって異なり、テツローはボムのパワーアップ版、ミシェールはライフ回復、イーラクリィは一定時間無敵になる。ただし、スペシャル技使用後はテンションが低下するか、または0になる。

ミッションモードでは、文字列と一文字の問題文が混在するので結構難しいが、ピンチのときにボムやスペシャル技を発動させるのも爽快だったりする。

設定画面でローマ字入力の規則を自分で変更できるものの、（“し”は“SI”“SHI”のどちらでも正解にするなど）判定に幅を持たせてくれた方がよかったようにも思う。また、オリジナル問題を作成できる仕組みがあると、より楽しめると思う。

パソコン初心者はもちろん、普段はゲームしかしないというユーザにも魅力のあるソフトといえる。パソコン教室などでを受講生向けに利用するというのもおもしろいのではないだろうか。

開発中に苦労した点
キャラクタを自分で描くことができなかったため、知人との共同作業を行いました。これまで絵を描く人に作業の指示などを出した経験がなく、絵の知識も乏しかったため、共同作業にはとても気を使いました。

ユーザにお勧めする使い方
内容は大きく二つに分けて、「PRACTICEモード」と「MISSIONモード」があります。タイピング初心者の方は、PRACTICEモードをから行うことで、タイピング能力を向上させることができると思います。タッチタイピングを修得している方はMISSIONモードのクリアを目指してみてください。

今後のバージョンアップ予定
よりおもしろく、よりカッコよくなるような修正を思いつき次第、バージョンアップを行いたいと思います。