懸賞サイトなどのWeb上のフォームに、あらかじめ登録しておいた住所や氏名、メールアドレスなどを自動入力してくれるソフト。コンパクトなデザインで場所をとられない。「aiBAR2005」は、Web上での懸賞応募などに必要な個人情報を全自動で入力してくれるソフト。ブラウザが表示している入力フォームを自動的に検出し、フォームの項目に応じて自動入力しくれる。氏名や住所、電話番号、生年月日などをダイアログボックスから登録するだけで、すぐに使える。複数ユーザ分を切り替えて使うことが可能で、「応募先によってメールアドレスを使い分ける」といったこともできる。「aiBAR2000」の“改良版”にあたるソフトで、自動入力アルゴリズムが改善された。
登録できるデータは大きく分けて「個人情報」「住所」「コメント」の三つ。それぞれをタブで切り替えて利用する。「個人情報」は氏名や性別、メールアドレスなどを登録しておけるもの。登録済みの「住所」と組み合わせて使える。「コメント」は、個人情報ではない、任意の文字列を登録しておくためのものだ。
特徴は、フォーム内で該当するフィールドを検出し、登録済みデータを自動的に入力してくれること。さらに、フォームに合わせた文字変換や、年齢を自動計算した上での入力にも対応。例えば、全角ひらがなで登録されている「氏名(ひらがな)」を、フォーム入力時に全角カタカナに変換したり、生年月日から年齢を自動計算して自動入力したりといったことが可能だ。ユーザは、フォームごとに異なる部分だけを入力し直したり、チェックを行ったりするだけでよい。途中で別の個人情報に切り替えた場合は、入力済みの内容を変更してくれる。
登録済みのデータを個別に入力してゆくことも可能。「クリップボード」でデータ内容を確認しながら、ドラッグ&ドロップなどで入力できる。
フォーム入力のほか、メールに必要事項を流し込むことも可能。Outlook Expressを起動し、1ユーザごとのデータを流し込める。