「くま」「きつね」「ももんが」など、森の生き物たちを操って対戦する、ほのぼのとした雰囲気の3D戦車ゲーム。4キャラによる対戦で、最大4人でプレイできる。「森の戦車ごっこ」は、戦車の砲弾を撃ち合い、対戦相手の装甲を0にして勝利を目指すアクションゲーム。能力の異なる森の生き物たちから好みのキャラクタを選び、他のプレイヤーの操るキャラクタとバトルロワイヤル形式の戦車戦を行う。ゲームに参加できるプレイヤーは最大4人。参加者が4人に満たない場合は、残りをコンピュータが操作する。
操作には、キーボードとジョイスティックを使う。1P/2Pはキーボードで、また3P/4Pはジョイスティックでの操作となる。操作は簡単。カーソルキーやジョイスティックで戦車の上下左右移動。発射キー(ボタン)で砲弾の発射。特殊能力発動キー(ボタン)で特殊能力の発動となっている。ルールも簡単だ。ステージ上を自由に動き回り、自分以外の戦車を見つけたら砲弾を当てて、相手の装甲を0にするだけ。最後まで生き残ったプレイヤーが勝者になる。
ゲームに登場するキャラクタは、「くま」「きつね」「スカンク」「ももんが」など、全部で11種類。森の動物たちが中心だが、なかには「クモ」や、「ぴょんぴょん」という名の謎の生き物(?)、「木のせんしゃ」といった生き物でないものも含まれる。
キャラクタはそれぞれ、異なる特殊能力を持っている。例えば「スカンク」は、他のキャラクタの装甲を失わせる猛毒ガスを発射できる。「ぶた」は、敵の弾を消し去ることのできるシールドを張れる。「クモ」は、接触したら一定時間逃げられなくなるクモの巣を設置できる。ねこは、精巧な自分の偽物を設置することができる、といった具合だ。キャラクタごとの特殊能力を上手に使いこなすことが勝利へのポイントとなる。ただし、特殊能力には、「砲弾がフル装填されているときにしか使用できない」という制約がある。また、クモの巣などのように、設置できる個数に制限が存在するものもあるので、注意が必要だ。
バトルフィールドとして選択できるステージは全部で5種類。「小高いこぶのような遮蔽物があちこちにあり、身を隠しやすいステージ」「厚い壁で区切られていて移動が制約され、見通しも悪いステージ」「深い穴が規則正しく並び、移動は制約されるが砲弾は自由に飛び交うステージ」など、選択したステージによって、有利なキャラクタや戦法などが変化する、おもしろい構成となっている。
使用するキャラクタとステージを選ぶと、ゲームがはじまる。ゲーム画面は4分割され、エントリーしたプレイヤーそれぞれの視点からの映像が表示される。非常に状況判断がしやすく、操作しやすい。プレイ中、ステージ上にはランダムにアイテムが出現する。出てくるアイテムは「薬箱」「砲弾」の2種類。「薬箱」は装甲を回復させる機能があり、「砲弾」は装弾数を一気にフル回復してくれる。装甲と違い、装弾数はアイテムを取らなくとも時間とともに自然に回復するが、特殊能力を発動すると一気に弾数が0になる。結構、簡単に弾切れになるため、瞬時に回復してくれる「砲弾」はありがたいアイテムだ。