“「ファイルを保存する」を必要としない”メモ帳ソフト。思いついたことをサッとメモしておける。メモの簡易メール送信、指定検索エンジンによるWeb検索などの機能も備えている。「FlashMemo2」は、自動保存・読み込み機能が特徴の軽快なメモ帳ソフト。保存操作を意識することなくメモを取ることができ、次回起動時には、前回最後に開いたメモを自動的に開いてくれる。「Flash Memo」の後継にあたるソフトで、「2」では、複数メモファイルの一覧を参照し、切り替えながら利用できるようになった。
メイン画面は、上部にファイル一覧、下部に編集エリアが配置された構成。ユーザは(1)「FlashMemo2」を起動し、(2)編集エリアにメモを入力して、(3)終了すればよい。保存操作や保存ファイル名に頭を悩ます必要はない。自動的に「memo.txt」などのファイル名が付けられて、保存される。次回起動時には、最後に編集したメモが自動的に編集状態で開く。ファイル名は、メモの1行名を利用して付けることも可能。1行目が空白の場合は、2行目以降の文字列を検索し、フィアル名に割り当てる機能もある。編集対象ファイルは、ファイル一覧ですばやく切り替えられる。
編集エリアでは、行番号を表示させたり、フォントやサイズ、文字色、背景色を変えたりすることが可能。タブ幅や行間、カーソル行下線の色を変更したりすることも可能で、カスタマイズ自由度は高い。
軽快に動作して手軽に使える一方、多彩な機能が盛り込まれている点も特徴のひとつ。
- クリッカブルURL/メールアドレスを利用できるURI識別・参照機能
- メモの内容をそのまま電子メールとして送信できる簡易メール送信機能
- 指定検索エンジンで、選択文字列の検索を行えるWeb検索機能
などを備えている。簡易メール送信機能は、メモ全体または選択範囲を「FlashMemo2」からメールで送信できるもの。あらかじめアドレス帳に送信先を登録しておくことで、ドロップダウンリストから送信先を選択して、すぐに送信できる。POP before SMTPにも対応する。Web検索機能は、選択文字列をGoogle日本語(初期状態)で検索できるもの。Google日本語のほか、Yahoo! Japan、goo国語辞典、IT用語辞典 e-Wordsなど、計35にも上るサイトが登録されており、用途などに応じて変更できる。あらかじめ設定済みの検索エンジンを利用するほかにも、検索時に検索エンジンを選択することも可能だ。
そのほかにも、文字列の矩形選択やオートインデント、日付・時刻の挿入、大文字⇔小文字/全角⇔半角などの文字変換、検索・置換、ウィンドウの不透明度設定(Windows 2000/XPのみ)、無限Undo/Redoなど、数多くの機能を持つ。