「SweepUp」は、バックアップを実行した際や、類似作業のために既存フォルダをコピーした際などに作成される同一（または類似）ファイルを検索し、不要なものを確認しながら削除できるソフト。さまざまな条件で重複ファイルを検索することが可能。

操作は簡単だ。重複ファイルを検索するまでの基本的な流れは、

1. 整理したいフォルダ/ドライブの指定
2. 何を基準に重複ファイルと見なすかの「一致条件」の設定
3. 「一致を探す」を実行し、重複ファイルをリストアップ

条件に該当したファイルは、グループ（一致した組）ごとにリストアップされ、ファイル名とフルパス（フォルダ階層）、変更日・時刻が表示される。リストアップされたファイルは、Finderで表示したり、作成したアプリケーションで開いて内容を確認したりできる。

重複ファイルの削除は、グループごとに削除するファイルをマークした上で、メニューから削除を実行する（「ゴミ箱」に捨てる）。ファイルをひとつずつ確認しながら、グループごとにユーザが自分で判断してマークできるほか、すべてのグループを対象に「変更日が古い」「階層が深い」「サイズが小さい」という条件で、自動的にマークをつけることも可能。自動的にマーク設定を行った場合は、各条件に“最も該当しない”（新しい/階層が浅い/サイズが大きい）ファイルがひとつだけ残ることになる。

おもしろいのは、削除されたファイルが、ゴミ箱の中に「SweepUp〈日時〉」というフォルダを作り、さらに元のフォルダ階層を再現した上で捨てられること。通常、ゴミ箱にファイルを捨てた場合、同一のファイル名には機械的に通し番号が付加されていくが、こうして階層が維持されることにより後から容易に探すことができる。誤って必要なファイルを削除した場合など、いざというときに役立つありがたい配慮だ。

ユーザにお勧めする使い方
落ち着いたときにハードディスクを整理する際の補助として利用できると思います。また、以前に作成したファイルに変更を加えるときに、意図したものとは違うファイルで作業するなどのトラブルを避けるため、重複したものを探すのに便利だと思います。

今後のバージョンアップ予定
基本的にはご要望をなるべく取り入れる形となります。