簡単な操作で「インターネットアクセス」「システム」「メモリ」の高速化・最適化を行えるユーティリティ。「X-TUNE」は、実行ボタンをクリックするだけで、パソコンの操作環境を改善できるソフト。使用環境に合わせて、パラメータを詳細に設定することも可能で、可能な限り最大限のパフォーマンスを引き出せる。「最近使ったファイル」の削除機能もある。
起動するとタスクトレイに常駐し、右クリックでメイン画面を呼び出せる。メイン画面にある各項目の「高速化を実行」ボタンをクリックするだけで、適切な設定が行われる。
インターネットアクセスの高速化は、利用している回線種別を選択して「インターネット高速化を実行」ボタンをクリックするだけと簡単。回線種別に合わせた最適値が設定される。対応する回線種別は「NTT Bフレッツ」「Yahoo!BB ADSL」「AIR- EDGE/@FreeD/b-mobile」「アナログ回線」など10種類。ほぼすべての通信環境に対応する。回線状態がよい場合は、限界まで高速化を行う「高速設定」を、普通以下と感じられる場合は「安定設定」を選択できる。
最適化できるネットワーク設定は、「MTU」「RWIN」「TCPWindowSize」など、多岐にわたる。「詳細設定」ボタンをクリックして、各パラメータの値を細かく設定することも可能。詳細設定画面には各パラメータの説明が記載されており、参照しながら設定の変更を行える。
Windowsシステム環境の高速化を行うには、「システム高速化を実行」ボタンをクリックする。起動時に読み込むファイルを整列して起動の高速化を図り、I/Oバッファサイズを最適値に設定することで、ファイル転送を高速化する。詳細設定を行って、カーネルメモリのアクセス高速化や不要なDLLのメモリ削除、CPUセカンドキャッシュのパフォーマンス向上を図ることもできる。
メモリ環境の最適化では、物理メモリと仮想メモリの状態を監視し、不要なファイルデータをメモリ内から削除する。空きメモリ領域を確保し、メモリスワップを防止する。標準では「メモリ残量10%以下または60分おきに全メモリの50%を自動的に最適化する」設定になっており、自動で最適化が行われる。また、メイン画面には物理メモリと仮想メモリの状態が表示され、「メモリ最適化を実行」ボタンをクリックして、手動で最適化を行うこともできる。
そのほか、CPU使用率の表示機能と「最近使ったファイルのクリア」機能を備えている。