太陽を中心に半径4,000光年にも及ぶ広大な宇宙空間を自由に移動し、その地点から見た星空の様子を眺められるプラネタリウムソフト。自分の場所(視点)を連続的に移動する機能があり、宇宙旅行している気分を味わえる。「つるちゃんの3D星間飛行」は、任意の宇宙空間から見た星空の状態を表示することのできるプラネタリウムソフト。一般的な同種ソフトが地球上から見た星空の状態を表示するのとは異なり、宇宙空間での宇宙を観測できる。
ソフトを起動した直後に表示されるのは、地球から見る星空とあまり変わらない、太陽から見た星空の様子。この状態から画面上の「前進」「後退」といった移動ボタンをクリックすることで視点の位置や視線の方向を変更できる。例えば、「太陽から50光年離れた位置から見た太陽系周辺はどのように見えるのか」といった、通常では見ることのできない星空の様子が簡単にわかる。
視点(自分の位置)は、太陽を中心にして半径4,000光年に及ぶ広大な空間内の任意の位置に設定できる。視点位置の移動は、「前進」または「後退」の相対移動が基本だが、そのほかにも「太陽からの距離を保ったままでの赤経/赤緯値の変更」「太陽からのXYZ方向の距離の指定」「特定の恒星や星座を指定しての直接ジャンプ」など、さまざまな方法で行える。さらに、一定時間ごとに連続的に移動させることが可能で、「宇宙空間の中を飛行した際の星空の状態」も観測できる。
表示可できる項目は豊富。登録されている恒星は約45,000個。各恒星の固有名、αβ系列などの名前、星座の線、星座名など、一般的なプラネタリウムソフト同様、さまざまな状態を表示させられる。表示する項目は、もちろんワンタッチで変更できる。
恒星には「1等星」や「2等星」といった明るさを示す等級があるが、これはあくまで「地球上から見た場合の明るさ」。その恒星に近づけば近づくほど、星は明るく見える。「つるちゃんの3D星間飛行」では、この点も考慮されており、表示される恒星の明るさ(表示される大きさ)が自動的に変化する。各恒星の色も擬似的に再現され、実際のイメージに近い状態で表示される。
画面モードは、詳細なコントローラ部分と一体になった通常モードと、フルスクリーンモードの2種類。フルスクリーンでは、Windowsの画面解像度いっぱいに星空が表示されるので、より精細に表示される。
そのほか、画面のクリップボードへのコピー機能、マウスカーソルヘルプ(チップヘルプ)機能、印刷機能などがある。