大爆発ブロックを爆破しないように注意しながら、指向性のある矢印付き爆弾を爆発させてステージ上のブロックを消す“爆弾爆裂”パズルゲーム。「BOMB」はその名の通り、爆弾をテーマにした本格パズルゲーム。ステージ上に配置された爆弾を上手に使い、消すことができるブロックをすべて消滅させるとステージクリア。爆弾を爆発させる順番とアイテムの使い方がステージクリアのカギになる。
ゲームの大きな特徴は、爆弾の表面に爆発する方向を示す赤いマークが付いていること。マークの向きは上・下・左・右の4種類があり、また一つの「爆弾ブロック」に表示されるマークの数も1〜4個と、ブロックによって異なる。プレイヤーは、爆弾ブロックを左クリックすることで、思い通りの順番で爆発させることができる。爆発ブロックの爆発で生じた爆風により、表面の赤いマークが示す方向にある「ソフトブロック」などの緑色のブロックが瞬時に消滅する。
そのため、「どの爆弾をどのような順番で爆発させるか」が、ステージを攻略できるか否かの分かれ目になる。爆発させる順番を間違えて、他の爆弾ブロックに爆風を浴びせてしまった場合、そのブロックは爆発することなく消滅してしまうため、注意が必要。もし間違って「大爆発ブロック」と呼ばれるブロックに爆風を浴びせてしまうと、たちまち大爆発を起こし、そのステージ最初からのやり直しとなってしまう。
爆発順のほかに、「アイテム」の存在も重要だ。ゲーム画面の右上に5個のマスがあり、ステージごとに種類も数も異なる最大5個のアイテムが並ぶ。アイテムといっても一般的ゲームのそれとは異なり、アイテム専用の特別な機能を持つものが登場するわけではない。「壁」「しぶといブロック」「爆発ブロック」「ソフトブロック」といった、ステージ上にも登場するブロックが並ぶだけ(例外は、「大爆発ブロック」以外のどんなブロックも1個だけ消せる消去用アイテムくらいだ)。
プレイヤーは、アイテムを左から順番に1回ずつ、好きなときに使用できる。アイテムがブロックの場合は、パズル上のブロックのない部分を右クリックしてそこに設置できる。消去アイテムの場合は消したいブロックを右クリックすればよい。
アイテムのブロックは、大爆発ブロックに向かう爆風を防ぐのに威力を発揮する。例えば「壁」は、いったん設置すると爆風をそこで食い止めるための防壁としてずっと機能する。「しぶといブロック」は、1回だけ防壁として機能し、そのあとは「ソフトブロック」に変化する。
用意されたステージは、スタンダードが全50面。さらに、2004年冬の新作として10面が同梱されている。このほかに、初心者用チュートリアルステージ6面も用意されており、ゲームの基本操作を覚えられるようになっている。同梱されているマニュアルには、チュートリアルの解法の簡単な説明も記載されているので、ゲームだけではピンとこなかったり行き詰まってしまったりした場合には、参考にするとよい。
同梱のステージをすべてクリアしてしまった場合には、作者のホームページから追加のステージパックをダウンロードしてプレイすることもできる。同じく作者のホームページには、β版のステージエディタと簡易マニュアルも用意されており、プレイヤーがオリジナルステージを自作することも可能。β版とはいえ、実際に作成したパズルを操作してみてクリア可能かどうかをチェックできる「検証モード」なども用意されている。