任意の名前/ツリー構造を持つ複数のフォルダを一括して作成できるソフト。フォルダ名を直接入力して作成できるほか、マクロ機能によって連番フォルダなどを自動作成することもできる。「ツリー掘るだ〜」は、高い自由度で複数フォルダを一括作成できるソフト。メイン画面は「ツリービュー」「ソースエディタ」で構成される。ソースエディタで編集したフォルダ構造をツリービューで確認し、実際に作成するというのが基本的な流れ。ソースエディタは、一般的なテキストエディタと同様の操作感で使える。
フォルダの作成モードには「テキストモード」「マクロモード」の2種類がある。テキストモードは、テキストで指定された名前のフォルダをそのまま作成するモード。1行ごとにひとつのフォルダ名を指定する。例えば、
- aa
- bb
- cc
と指定すると、「aa」「bb」「cc」というフォルダが、ルートとして指定されたフォルダの下に作成される。ルート(トップ)フォルダはもちろん、ユーザが任意の場所を指定できる。階層構造を持つフォルダを作成することも可能。例えば「a\b\cのように、パス区切り文字「\」を含む指定を行うと、トップレベルの直下にフォルダ「a」を作成し、その下に「b」、さらにその下に「c」という構造のフォルダを一括作成できる。
もう一つの「マクロモード」は、連番名のフォルダなどをある程度自動的に作成できるモード。マクロは、マクロ文字列を「<>」で囲むことで指定できる。例えば、
- folder<#2:0-10>
では「#2:」は最小桁数を、「0-10」は「開始値-終了値」を示す。実行した場合、「foder00〜folder10」という11個のフォルダが自動的に作成される。ソースエディタでテキストやマクロの編集を行うと、ツリービューにリアルタイムで結果が反映され、その場で確認できる。ツリービュー側でフォルダの名前変更や追加・削除を行うことも可能で、その結果はソースエディタに反映される。確認の上、「フォルダ作成」を実行すると、ツリービューのフォルダがルートフォルダ下に作成される仕組みだ。
テキストモード/マクロモードともに、作成したテキスト/マクロをファイル保存し、あとから読み込んで再利用することが可能。さらに、既存のフォルダ構造を取り込んで、テキストに変換する機能もある。既存のフォルダ構造をそのまま別の場所にコピーしたり、一部を編集して作成したりといったことを簡単に行える。
ソースエディタは、カット&ペーストや検索・置換など、基本的なテキスト編集機能を備えるほか、テキストとマクロ文字列を相互に変換する機能も持つ。
そのほか、フォルダ作成結果を確認できるログ表示機能などがある。