コンパクトで多彩な機能を持つカレンダーソフト。表示モードの豊富さと、直感的かつ簡単に使える操作性の高さが特徴。「MultiCalendar2」は、コンパクトなサイズに多彩な機能が盛り込まれたカレンダーソフト。カレンダーのほかに、スケジュール、月齢表示、誕生日によるバイオリズムや相性診断などの機能を備えている。
カレンダー表示の期間やスタイルは、豊富な表示モードから選択できる。期間は1日(日めくり)や1ヵ月のほか、1週間/2ヵ月/3ヵ月/1年が用意されている。1ヵ月以上のモードでは、通常/小のサイズの指定が、また2ヵ月以上では縦長/横長のスタイルを選択することができる。1ヵ月の場合はスケジュールのリスト表示モードもあり、選択できる表示モードは計19種類もある。
1日表示(日めくり)では、暦の六曜や旧暦日も表示される。1週間表示では、日付を縦一列に配置するリスト形式になり、日〜土曜(または月〜日曜)表示のほか、当日をはさんだ前後3日の表示も可能だ。
カレンダーの下には小さなツールボタンが用意され、表示モードの切り替えのほか、前後日付への移動や日付指定での移動などを行える。また、プルダウンメニューから直接、移動量と方向を指定して、カレンダー表示をすばやく切り替えることも可能だ。
機能面での特徴のひとつが、カレンダー上の日付のクリックで開く「日付メニュー」。週/月/年単位のカレンダーから、任意の日の「日めくり」を開ける。日付メニューから休日設定やマーカー設定を行うことも可能だ。休日設定は、選んだ「当日」や「同曜日」設定のほか、週表示では「毎月の同週同曜日」、月表示では「毎年同月の同週同曜日」といった設定を行える。マーカー設定は、特定の日付に指定の色をつけて、カレンダー上で日付を目立たせる機能。すでに使用されているマーカー(色)では、そのマーカーを設定した日付からの日数差を「日付メニュー」で確認できる。
スケジュール機能では、スケジュールの内容と日付/時刻を登録できる。毎日、毎週×曜日、毎月、毎年といった指定も可能だ。スケジュールに7色のカラー(マーク)を指定すると、カレンダーの日付にその色の枠が付く。そのほか、指定時刻にダイアログ表示で通知してくれる「警告」機能や、指定日の1〜10日前に知らせてくれる「予告」機能がある。
登録されたスケジュールは「スケジュール一覧」で確認できる。スケジュール一覧では、スケジュールの使用状況(割り当てられたメモリの占有率)の確認のほか、テキスト出力などが可能。HTMLに書き出してFTPでサーバへアップロードするといったことも可能だ。
書式や配色は、ユーザがカスタマイズできる。カレンダーの背景色を設定できるほか、平日/休日/当日別に文字スタイルや文字色を設定できる。背景色は、ウィンドウ別に指定できる。さらに、カレンダーを「月曜始まり」に設定したり、春分・秋分の日や振り替え休日の設定を有効/無効にしたりといったオプションもある。
そのほか、各日の月齢(数値とイラスト)を表示する機能や、個人の名前と誕生日を「名前リスト」に登録し、登録した人のバイオリズムや登録した人同士の相性診断を表示する機能もある。