制限時間内にステージ内の敵を撃破してゆく、レトロなタッチのシューティングゲーム。軽快なBGMに乗って、群がり来る敵機を撃滅しよう。「WINGED GEAR」は、80年代後半風のデザインとルールを意識して作られた、レトロな感覚のシューティングゲーム。大きな特徴は、各ステージが固定画面の一つの部屋になっており、縦にも横にもスクロールしないこと。自機は機首を8方向に向けることができ、機首の向いている方向に弾を撃ちながら、部屋内を自由に移動できる。「1PLAYER」のほかに、「2PLAYERS」で二人同時プレイも楽しめる。キーボードまたはジョイスティックに対応する。
ルールは簡単だ。プレイヤーは、制限時間内に部屋の中にいる敵をすべて破壊し、開いたゲートから次の部屋へと進むことを目指せばよい。倒した敵は三角形の得点アイテムを残してゆき、これを早く回収するほど高得点になる。時間を余らせて全滅させれば、その分だけタイムボーナスが加算される仕組み。ただし、時間内にすべての敵を倒せなかった場合でも、得点面以外のペナルティはなく、敵がすべて自爆して消滅し、そのまま先に進むことができる。
自機に搭載されている武器は、ショットとボムの2種類。ショットは機首の向いている方向に通常弾を発射するもの。通常、進行方向に発射されるが、発射ボタンを押し続けることで発射方向を固定することもできる。弾丸は三方に飛び、遠くまで飛ぶにつれて段階的に威力が弱まる。アイテム(Wパネル/Pパネル)を取ることで、ショットの能力を約30秒間高めることも可能だ。
ボムは発射すると、画面内の敵弾を消した上、全方向に大量のミサイルを射出する。ミサイル本体および爆風に攻撃判定が生じるため、非常に強力だ。ボムは最大6発までストックできる。さらにボムの発射後、約0.5秒間は無敵状態になるという副次効果もある。ゲーム中、アイテム(Bパネル)を取ることで、ボムのストックを1個増やせる。
次々と部屋を攻略し、エリアの最後まで到達すると「エリアガーダー」と呼ばれるボスキャラが待ち受けている。ボスを倒すか時間一杯まで生き延びることができれば、エリアクリアとなる。ゲームには5面のエリアが用意されている。
自機には「ライフ」と呼ばれる、3段階の耐久力ゲージが用意されており、最大2回まで敵の攻撃に耐えられる。ただし、自機のショットだけでなく、敵の攻撃も発射されてからの距離で段階的に威力が変化する。発射直後で威力最大の敵弾に触れると、一気にライフを3メモリ分失い、即死してしまうので要注意。敵機と接触した場合は、ザコ < 中型機 < ボスの順に受けるダメージが大きくなる。
途中で自機をすべて失ってしまうとゲームオーバー。「1PLAYER」のときに限り、そのエリアの先頭からコンティニューすることも可能だ。ゲーム中、得点が50万点および100万点に達すると、その時点で機体が1機、追加される。
オプションでは、ゲーム開始時の残機数(0〜3)やゲームの難易度(1〜7)を指定することが可能だ。