ハードディスクやCD-ROMドライブに保存されているファイル/フォルダの詳しい情報を表示するソフト。フォルダごとの容量やドライブ内での占有率、フォルダ内のファイル数などを一覧表示する。移動やコピー、削除といったファイル操作も行える。「DriveAnalyzer」は、わかりやすくドライブの諸情報を表示する、エクスプローラ風の外観を持つソフト。メイン画面は、メニューバー/ツールバー、ドライブ選択を行う「ドライブバー」に加え、フォルダツリーを表示する「ツリーエリア」と、詳細情報を表示する「ファイルエリア」の左右2ペインで構成される。
ユーザがドライブを選択すると、当該ドライブの情報がウィンドウに表示されると同時に、ドライブ名やドライブ全体の容量/空き容量、ドライブ情報を計測した日時などの情報がステータスバーに表示される仕組み。ツリーエリアで目的のフォルダを選択すると、ファイルエリアにはフォルダ全体およびサブフォルダ別の情報がリスト形式で表示される。
リストに表示されるのは、
- フォルダ/ファイル名
- フォルダ全体のファイル容量
- クラスタサイズを考慮した実際の占有量
- 占有率のバーグラフ
- フォルダ内のファイル数
- フォルダ内のサブフォルダ数
などの項目。リストにはサブフォルダ別の情報に加え、フォルダのみやファイルのみの容量の総計も表示される(初期状態で表示されるのはフォルダの情報だが、「ファイルリスト」機能をONにすることで、個々のファイルの情報も表示される)。リストは、ファイル名順や容量順で並べ替えることが可能。CSVまたはHTML形式でエクスポートすることもできる。計測対象には、ハードディスクやフロッピーディスク、CD-ROMのほか、USBストレージやネットワークドライブ、RAMディスクなども指定できる。計測は、未計測のドライブが選択されると、自動的に実行される。もちろん、ツールバーなどからユーザが任意に実行することも可能。オプションにより、起動時に自動で計測させたり、指定日数が経過した場合に自動で再計測させたりといったことも可能だ。初期設定ではハードディスクのみの計測結果をキャッシュ(保存)するが、全ドライブをキャッシュしたり、ドライブの種類やドライブ名を指定してキャッシュを制限したりもできる。
そのほかにも、ファイルシステムやクラスタサイズなどの詳細を表示する「ドライブ情報」、ハードディスクの空き容量やパーセンテージを1分ごとに調べて表示する「ドライブモニタ」、選択中のドライブで容量や占有量などが上位のものを抜き出して表示する「ランキング」、クラスタサイズが異なるドライブにファイル/フォルダを保存した場合、占有量がどれだけ変化するかを予測する「シミュレーション」といった機能がある。また、エクスプローラやアプリケーションの起動したり、ディスクのクリーンナップやデフラグなどのWindowsコマンドを呼び出したりもできる。