「仕事用」「個人用」といった「分類」別で管理できる、メモ機能付きのシンプルなスケジューラ。指定時刻でのお知らせ機能や、マークによる検索/移動機能もある。「助さん」は、「分類」単位でスケジュールを管理できるソフト。「カレンダー」「メモ」の2種類の表示形式が用意され、用途によって使い分けられる。「カレンダー」の表示形式は3種類から選択することが可能。「カレンダー」「メモ」合計で最大10個の「分類」を作成できる。
基本的な使い方は簡単。初回起動時に「ユーザ」「分類」を新規作成後、表示される画面にスケジュールやメモを登録してゆけばよい。「分類」で「カレンダー」を選択した場合は、月間表示のリスト形式カレンダーが標準で表示される。「カレンダー」は月間表示のほか、週間表示、紙の卓上カレンダーに似た月間表示(カレンダー)の3種類があり、切り替えて利用できる。文字の色や背景色を1日単位で指定できるほか、通常日/日曜日/土曜日や記念日などを色分け表示することも可能だ。
機能面での特徴のひとつが「お知らせ」機能。所定の書式にしたがってスケジュールを記述することで、指定時刻にメッセージダイアログで通知してくれるというもの。例えば「[09:15]会議」などと、内容の前に、あらかじめ指定した囲み文字で時刻を囲んで書くだけでよく、簡単に設定できる。任意のサウンドファイルを指定し、メッセージ表示と同時に音を鳴らすことも可能だ。毎月繰り返される定例スケジュールを、月が変わった時点でカレンダーに自動的に設定する「自動スケジュール」機能、ユーザ独自の記念日登録機能もある。「今月の記念日」や「今日のお知らせ」は、まとめて確認することも可能だ。
「メモ」は、1ページに30行のリストが用意され、メモをすばやく入力して管理できるもの。最大99ページまで利用できる。メモを見やすいよう、背景色を互い違いに表示する「ハーフ用紙」機能が用意されている。色を変更する行数は1〜6行の範囲で設定できる。1メモ内に改行を含めることも可能で、複数行表示/1行表示を切り替えて利用できる。
「カレンダー」「メモ」には、1日ごと/1メモごとにマークを設定することが可能。マークは、あらかじめ用意されている15種類のほか、任意の文字も設定できる。「A」〜「Z」のアルファベットを設定した場合は、対応するキーを入力することで、すばやく設定位置にジャンプできるようになっている。
データの出力は印刷のほか、タブ区切りテキストでのエクスポートに対応。表計算ソフト等での加工も行える。