キャスター付きの椅子に腰掛けたまま移動する横着なOLを操り、他の社員を避けながらおやつのセットを揃えてお茶をする、という設定のアクションゲーム。必殺の「壁蹴り移動」を使って、しつこい社員をぶっ飛ばそう。「社内革命 お茶くみでチャ!! Ver+」の主人公は、お茶とお菓子をこよなく愛する「腰掛けOL」の「桜木奇子」。自分のことを「アヤコ」と呼ぶ彼女のモットーは「自由奔放」と「我が道を行く」。当然、おやつの時間もマイペース。周りの状況などおかまいなしに、気が向いたときに、自分だけのためにお茶の用意をはじめる。至福の時間を妨げる他の社員を蹴散らしながらお菓子を食べ、お茶のセットを揃え、美味しいお茶を入れて一服しよう……というのがアヤコの企みだ。
プレイヤーは、迷路のようになったステージ上でアヤコを操作し、出現する5種類のアイテムすべてを取ることができるとステージクリア。すべてのアイテムを取る前に、他の社員に捕まるとライフを1個失う。ライフがなくなってしまうとゲームオーバーとなる。用意されたステージは全部で8面。ステージが進むにつれて「エロ部長」や「お局様」といった強敵が登場。迷路も複雑になり、難易度が増してゆく。
操作はキーボードで行う。ただし、アヤコはキャスター付きの椅子に座ったまま移動するため、操作感覚は独特だ。【←】/【→】キーで、椅子を左右に回転し、アヤコの向きを変えられる。【↑】キーでは、床を蹴って後ろに進むことができる。前方への移動はできない。アヤコの正面に壁などがある場合は、それを利用して「壁蹴り移動」をすることが可能。「壁蹴り移動」は勢いがよく、スピードが倍増するだけでなく、移動中にぶつかった相手を吹っ飛ばし、目を回させる効果がある。目を回している社員を壁代わりにして「壁蹴り移動」することも可能。スペースキーを併用しながら連続蹴りし、長距離を移動するというテクニックも使える。
アイテムは、「おやつ」→「三種の茶器」→「お茶」の順番に取ってゆく。ステージ上には最初、「団子」「プリン」「アイス」などのおやつが一つ存在する。これを取ると次に「急須」「ポット」「お茶っ葉」の三つのアイテム(三種の茶器)が出現し、これらもすべて取れれば、最後に「美味しいお茶」が出現する。「お茶」までたどり着くことができるとステージクリア。三種の茶器はどの順番で取ってもかまわない。
主人公の行く手をさえぎる敵キャラは個性豊か。「エロ部長」は、アヤコのことをしつこく追い回して「スキンシップ」を図ろうとするので、要注意。アヤコの前ですぐにその肉体美をひけらかしたがる「マッチョ課長」もやっかいだ。マッチョ課長は唯一、アヤコを攻撃してこないキャラだが、つきまとわれると身動きが取れなくなる。そのほかにも、壁蹴り移動が通用しない人魂を従えた「幽霊社員」や「お局様」など、ユニークなキャラが数多く登場する。