ソフトを開発しようと思った動機、背景
あるスポーツ選手のファンとしてニュースを常に追いかけています。いろいろなニュースサイトがありますが、少なからずリンクの張り方の構成に関して不便さを感じています。カテゴリー別にニュース一覧としてずらっと並べてあるのはよいのですが、そのうちのリンクをひとつクリックしてしまうと、その一覧ページは当然消えてしまいます。実際にクリックした結果、表示されるページがじっくり読んでみたいページとは限らず、わずか数行のすでに知っているニュースの繰り返しということもよくあります。そんなときは「戻る」ボタンで前に戻って、次のリンクをクリックしてみるのですが、それを10回20回と毎日繰り返すのがとても面倒に感じられました。
また、子どもにせがまれて、よくアニメキャラクタのサイトを見せるのですが、数十におよぶキャラクタのリストを次々にクリックして表示しては戻し、表示しては戻ししていると、実際のところ親はうんざりしてしまい、遊ばせるつもりがかえって子どもの機嫌を損ねてしまうということも結構あります。
実際、Webサーフィンしていて「なんでこれがフレームになってないの」と思うことがよくあります。また、官公庁関連サイトなどで、WordやPDFのファイルをファイル名のみで羅列していて、「どれが本当に必要なファイルなのか」探すのにひと苦労という経験された方は多いのではないでしょうか。
このように、快適にサーフィンできるようデザインされたWebサイトは多くないということをあらためて実感し、「雑誌のページをめくるように、全部パラパラ見られたら便利なのに」と思ったのが、このソフトを開発することになったきっかけです。
開発中に苦労した点
表示領域が限られるため、ユーザインタフェースを極力簡素化させたいのですが、ボタンなどを極端に簡素化すると使い勝手が悪くなり、バランスに苦労しました。
ユーザにお勧めする使い方
ユーザのみなさまにはこんな使い方をお勧めします。
- 【ホームページの斜め読み】
- ホームページに有名ポータルサイトを指定している場合、ほとんどは一度クリックしてカテゴリーを選択し、そこにリスト化されているリンクからどれを見ようか考えてサーフィンをはじめますよね? そんなときはまず、リンクがリスト化されているページをプレビューに表示させ、マウスで適当な範囲をクリックアンドドラッグで囲い、そこをズーム表示します。あとはとりあえずただなぞってみて、おもしろそうな場所を探すだけです。
- 【検索エンジンで検索をした結果一覧】
- 検索結果はマッチングの度合いで重みづけされていますが、実際にそういう検索が有効なのは「あのサイトはどこだっけ?」というときがほとんどですよね。本当に何も知らないことをWebで検索しようとすると、自分の一番知りたいことが書かれているページに本当に行き着くまでに、かなり行ったり来たりしなければならないことがあります。そんなときはメインで検索が終わったら、プレビュー画面の「取得」ボタンを押して、その検索結果画面をプレビューに取り込みます。あとは適宜ズームしてタイトルを見やすくし、とりあえず次々に表示してみます。満足するページが見つからなかったら【Ctrl】キーを押しながら、プレビューの中で「次のxx件を表示」のリンクをクリックします。そうするとプレビューの中で次のリストが表示されるはずですから、またマウスでなぞってみて、目的のページを探します。
- 【オークション品目全件表示】
- みなさんはオークションの品目を見るとき、どうされていますか? 数十、数百に上るリストをとりあえずさっと見てみるには、このソフトが最適です。
あれこれ例を挙げましたが、斜め読みしたいというときには、必ずお役に立てるはずです。今後のバージョンアップ予定
いろいろな機能強化を予定しています。主なものを以下に示します。
- 先読み機能──リンクを先読みしておいて表示を更に高速化させます
- プレビュー動画対応──プレビュー中の動画を表示します
- ページ画面保存機能──プレビューに取り込んだページを画像として保存します
- 自動リフレッシュ機能──定期的にリフレッシュさせ最新情報を表示します
このほかにも多くの機能が予定されていますが、みなさまのご意見やご要望をできる限り多く取り入れたいと思っております。どうぞお気軽にメールをお送りください。よろしくお願い申し上げます。
((有)スピード・システム)