多彩な機能と操作性の高さを両立させたファイルリネームソフト。豊富なオプションにより、柔軟な処理を行えることが特徴。「Shupapan」の画面は、機能ボタンを並べた「ツールバー」、機能別の「操作ウィンドウ」と「簡易設定ウィンドウ」で構成される。ツールバーから機能を選んで操作ウィンドウを表示し、処理したいファイルをドラッグ&ドロップする、というのが操作の基本的な流れ。わかりやすく、はじめてでも迷うことなく使える。パラメータやオプションは、あらかじめ詳細に設定しておくか、操作時に表示される「簡易設定ウィンドウ」で、そのつど設定する。
対応するリネーム処理は、連番変換、拡張子の追加・削除、文字列の検索・置換、大文字/小文字変換(英文字)、全角/半角変換(英数字とカタカナ)、日本語からローマ字への変換、文字相互変換(スペース/アンダーバー)など。
大きな特徴は、機能ごとに用意された豊富なパラメータやオプションにより、非常にきめ細かな処理を行えること。例えば連番機能では、連番の開始番号や桁数、挿入位置(前/後)を任意に設定できる。さらに、「いくつずつ数を増やすか(増分)」を指定することで、「002、004、006、……」といった飛び飛びの連番も付けられる。
拡張子の追加機能では、複数ファイルに対して一様に拡張子を追加できるのはもちろん、ファイルのタイプ/クリエータを判別して、テキストファイルには「.txt」、JPEG画像ファイルには「.jpg」というように、ファイルに応じた拡張子を自動的に追加できる。拡張子の自動追加は、一覧リストにまとめられたタイプ/クリエータが判別の基準となる。リストをユーザが編集することも可能で、判別ルールを任意に変更できる。
文字列変換では、大文字/小文字、全角/半角変換など、一定のルールで一括処理を行えるほか、ファイル名に含まれる任意の文字列を置換することも可能。検索・置換では、正規表現を利用できる。
実行したリネーム処理を復元することも可能。あらかじめレストア(復元)ファイルを作成することで、ファイル名を元の名前に戻せるようになっている。
そのほか、ファイル名サイズの変更(ファイル名を前方または後方からバイト/文字単位で削除)、Windows互換ファイル名への変更(機種依存文字を削除)などの機能もある。