Yahoo! Japanが提供するWeb掲示板「Yahoo!掲示板」のメッセージの閲覧、書き込みを行うための専用ブラウザ。Yahoo!掲示板は、扱う話題が広範囲にわたるため、トップレベルから分野ごとにカテゴリ分類された階層構造になっている。個々のカテゴリ内には、話題の内容を示す「トピック」がスレッドとして作られており、利用者が書き込むメッセージ群はトピックごとに記録される。「Yahoo Explorer」では、膨大な掲示板を効率よく利用できるよう、電子メールソフト風の3ペイン画面を採用。画面は大きく、
- 階層構造のカテゴリをフォルダツリーで分類表示する「カテゴリ一覧」
- トピックを一覧表示する「スレッド一覧」
- 投稿されたメッセージの内容を表示する「スレッド」
に分かれる(ユーザの選択により、画面構成を変更することも可能)。ツリー構造が一覧できるため、Webブラウザでアクセスするよりも容易にスレッド間の移動を行える。文字列検索でカテゴリを絞り込んだり、よくアクセスするカテゴリを「お気に入り」として登録したりもできる。ユーザがカテゴリを選択すると、カテゴリ内のトピックが「スレッド一覧」に表示される。スレッド一覧はタブ切り替え式で、一度に複数カテゴリのトピックを開き、切り替えて閲覧できる。カテゴリと同様、文字列検索でのトピック絞り込みや、お気に入りへの登録が可能だ。
「スレッド一覧」で特定のトピックを選択すると、投稿メッセージが表示される。Webブラウザでアクセスした場合は通常、Yahoo!掲示板のメッセージは画面内にひとつしか表示されないが、「Yahoo Explorer」では、トピック内のメッセージを番号順に並べて一覧表示する。メッセージを連続して読む場合でも、いちいちロードする必要がなく、スムースにアクセスすることが可能。「スレッド」ペインもタブ切り替え式で、複数トピックのメッセージ群をワンタッチで切り替えて閲覧できるようになっている。
メッセージ表示に関する機能は多彩。ダウンロードしたすべてのメッセージを表示できるのはもちろん、特定文字列を含むメッセージのみを抽出表示したり、逆に指定した書き込み者(ID)によるメッセージや、特定文字列をタイトルや本文に含むメッセージを非表示にしたりできる。文字フォント、バックグラウンド、メッセージヘッダ部分の表示形式を、ユーザの好みに応じて変更できる「スキン機能」のほか、特定メッセージに対して「マーク」を設定し、あとから簡単に呼び出せる「しおり機能」、他のメッセージを参照しているメッセージでは、参照部分(>>番号)にマウスカーソルを合わせるだけで該当メッセージをポップアップ表示する機能もある。
一度ダウンロードしたメッセージ一覧は、ローカルディスク内にDATファイルとして保存される。「Yahoo Explorer」では、DATファイルからHTMLファイルに変換する機能があり、Webブラウザを使ってメッセージ一覧を表示することも可能だ。
表示だけでなく、書き込みを行うことも可能。開いているスレッドにレスを書き込めるほか、新規にスレッドを作成することもできる。そのほか、マウスジェスチャにより、さまざまな機能を呼び出せるなど、豊富な機能を持つ。