仮想CD-ROMドライブをハードディスク上に作成できるソフト。仮想CD-ROMファイルを作成し、仮想ドライブにマウントすることで、CD-ROMデータとして扱えるようになる。「Virtual Disk for Windows 2000」では、CD-ROMメディアのデータから仮想CD-ROMドライブを作成できるのはもちろん、ハードディスク上の任意のフォルダを仮想CD-ROMドライブにすることもできる。実際に利用する際は、
- CD-ROMドライブまたはフォルダから仮想CD-ROMファイル(*.QCD)を作成
- 作成した仮想CD-ROMファイルを仮想CD-ROMドライブにマウント
の操作を行う。仮想CD-ROMドライブは最大20まで指定することが可能。仮想CD-ROMファイルには実際のCD-ROMと同様にボリューム名やCDタイトルを付けられる。設定により、作成した仮想CD-ROMドライブをエクスプローラなどから隠す(非表示にする)ことも可能だ。仮想CD-ROMファイルを作成する際に、データの圧縮を行える。圧縮率は1〜9までの9段階から選択することが可能。複数枚で供給される、大型の辞書・地図データなどは、「圧縮」して仮想CD-ROMドライブとしてマウントすることで、利便性が向上する。
そのほか、任意のフォルダをハードディスクドライブとして見せかけられる仮想ハードディスクドライブ機能もある。「Virtual Disk for Windows 2000」は、物理的なCD-ROMドライブがないパソコンでも利用できる。Windows 2000用のほかに、Windows XP用、Windows NT 4.0用がある。