ログインID/パスワード、メールアドレス、定型句など、あらかじめ登録しておいた文字列をマウスクリックでカーソル位置に貼り付けられる入力支援ソフト。クリップボードに転送された文字列を最大500件まで保持し、再利用できる。使用しないときは隠れるステルス機能や、他のユーザの無断利用を防止する簡易パスワード機能なども備える。文字列の貼り付けはワンクリックで行える。貼り付けたい位置にカーソルを移動し、「Stamper2」画面の一覧表示からデータをクリックするだけでよい。画面は「ペースト」「クリップボード」をタブで切り替えて使う方式。「ペースト」は、ユーザがあらかじめ登録した文字列(ペーストデータ)を格納するパネル、「クリップボード」は文字通り、クリップボードに転送された文字列の履歴(クリップボードデータ)を保持するパネルだ。
「ペースト」画面では、フォルダツリーを使ってデータをカテゴリー分類・管理することが可能。また、データにモード設定を行うことで、単に文字列を貼り付けるだけでなく、「文字列+【Tab】」「文字列+【Enter】」「文字列+【↑】」のように「文字列+α」をまとめて入力できる。さらに、データとして登録したURLを標準ブラウザで開けるほか、アプリケーションのパスを登録して実行するランチャ的な使い方も可能だ。そのほか、画面には「Info」「Date」や「BS」「Space」といったボタンが用意され、システム情報や日付などを入力したり、キー入力を行ったりもできる。
使用しないときは隠れ、デスクトップの四隅にマウスを移動することで「Stamper2」画面を再表示するステルス機能では、左上/右下など、四隅のどの位置で機能を有効にするかを個別に指定できる。「Stamper2」起動時にパスワード入力を求め、他人が利用できないようにする簡易パスワード機能や、ポップアップヒントの表示機能などもあり、好みに応じた動作設定を行える。
ペーストデータは独自のSTP形式で保存される。「Stamper2」同士でインポート/エクスポートを行うことが可能だ。