「禍々(まがまが)」は、世界を破壊するといわれている魔物を育成するシミュレーションゲーム。育成方法によって恋愛エンディングなどを楽しめるのが特徴だ。主人公は夏休み前日に雨に降られ、通りかかった神社で雨宿りした。そこで落ちていた箱を開けたことから、偶然世界に災いを成すといわれる「魔物」の封印を解いてしまう。驚く主人公に本来封印を守る役目を持った巫女「阿東」は、その魔物を育成し、もう一度封印を行うように要求する、というストーリー。
プレイヤーが魔物を育てる期間は30日間。魔物には知力、腕力、魅力、邪心の四つのステータスがあり、魔物を「撫でる」ことや「話しかける」ことで各ステータスが変化する。ステータスは画面上で常に確認できる。育成最終日には自分で封印を施さなければならないため、封印技術を高める「修行」に行くことも重要。修行の成果は魔物ステータスの下に、赤いバーの長さで表示される。ただし修行に行くと、その日は魔物の育成ができなくなるため、育成と修行をバランスよく両立するのがゲーム攻略のポイントといえる。
魔物を育てながら修行をし、30日になったらいよいよ封印開始。ここでは魔物の強さに合わせてレベル1から5までの封印術を選択できる。ただし、レベルの高い封印術は成功率が低いため、育成期間中に何度も修行に行っておく必要がある。
魔物のステータスによって、15日目と20日目、25日目に魔物の形態とステータスが大きく変化する。最終的な形態は全部で14種類あり、それぞれ異なったエンディングがある。また、アイテムを活用した恋愛エンディングや特殊エンディングなども用意されており、合計25種類ものエンディングを楽しめる。
ゲームをクリアすると、育成状態に応じて「育成得点」を取得できるのも特徴。ゲーム開始時にタイトル画面の「お買い物」メニューを選択すると、育成得点に応じてアイテムなどを購入できる。アイテムには次のゲームを有利に進められる「ドーピング」や、ゲーム内で特定のイベントを発生させられる「映画チケット」など、さまざまなものが用意されている。
1プレイに必要な時間は20分程度なので、何度も繰り返し遊べる。また、メニューバーの「次の選択肢に進む」をクリックすると、途中の会話をスキップできるため、10分程度でゲームをクリアすることも可能だ。