ファイル名と展開(解凍)先を登録しておくことで、アーカイブファイルを決まったフォルダに自動展開してくれるソフト。「Meltona」は、アーカイブファイル名から判断し、あらかじめ指定したフォルダに自動展開してくれるソフト。正規表現風のファイルパターンを定義することで、ファイル名にバージョン番号が含まれるような場合でも、正しく指定フォルダに展開できるのが特徴。対応するアーカイブ形式はLZH/ZIP/CABとその自己展開型(EXE)で、別途、対応DLLをインストールしておく必要がある。
自動展開のための登録は、アーカイブファイルを「Meltona」のウィンドウにドラッグ&ドロップして、ソフト名と展開先フォルダを設定するだけと非常に簡単。例えば「melto127.lzh」というファイルをドラッグ&ドロップすると、「新しいアイテムの追加」ウィンドウが表示される。「新しいアイテムの追加」の設定に必要な項目は、
- ソフト名
- ファイルパターン
- 関連ファイル
- 展開先フォルダ
の4点で、ファイルパターンにはドラッグ&ドロップをした時点で「melto*.lzh」と入力済みの状態となっている。あとは、ソフト名と展開先フォルダを指定すれば、必要最小限の設定が完了する。関連ファイルは展開後、自動的に開くファイルを設定できる項目なので、特に必要のないときは空欄でもかまわない。ファイルパターンに含まれる文字列と合致する場合のみ、指定フォルダに展開する仕組みで、ファイルパターンに「melto*.lzh」と入力されている場合は、「melto.lzh」や「melto9999.lzh」でも、設定したフォルダに展開される。ファイルパターンには、
- ?:任意の1文字
- *:任意の数の文字
- #:任意の1文字の数字
などの文字列を入れ込むことが可能で、柔軟な指定が行えるようになっている。オプションでは、展開後のエクスプローラの自動起動や、展開後のアーカイブファイルの処理(ゴミ箱や指定フォルダへの移動)、パターンマッチしなかった場合の展開先デフォルトフォルダなどを設定できる。
実際の展開操作は、エクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューの「送る」から行う。