Wordなどの書式情報を持つアプリケーションから「コピー」→「貼り付け」を行う際、「貼り付け先に元の書式情報を持ち込まない」というひとつの機能に絞って作成されたユーティリティ。「テキペ」は、“「テキ」スト化して「ペ」ーストする”というソフト名の通り、ワードパッドやWord、Excelなどのフォントの種類やサイズ、罫線、網掛けといった書式情報を解除(テキスト化)して、他のアプリケーションに貼り付けを行うためのソフトだ。例えば、書式の異なる二つのWord文書間で、書式は貼り付け先のものを利用し、データのみコピーしたいという場合に重宝する。
Wordなどでも、データ内容のみをコピーしたい場合は「形式を選択して貼り付け」が用されているが、「テキペ」はこの部分のみを取り出したものと考えればよい。「形式を選択して貼り付け」を行うには、(1)「編集」メニューや設定したショートカットから「形式を選択して貼り付け」を選択し、(2)「貼り付ける形式」=テキストを選択する必要があるが、「テキペ」では通常の操作(【Ctrl】+【V】)でテキストデータのみを貼り付けることが可能で、操作ステップが少なくてすむ。書式は、貼り付け先のものが適用される。
一度に扱えるデータ量は30,000バイトまで。機能のON/OFFは【Alt】+【Ctrl】でいつでも切り替えられる。